【絶滅危惧種】正月の風物詩「クルマのしめ飾り」はその昔なぜ流行り、今はすたれてしまったのか?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 13
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ただ、近年ではお正月にしめ飾りを飾るクルマを見かける機会がめっきり減ってしまっています。
この点について、前出の業界関係者は「伝統文化の多くが希薄化しつつある昨今では、クルマに限らず、お正月飾りを飾る人自体が減っている」と指摘したうえで、クルマ特有の事情を次のように話します。
「しめ飾りを飾るクルマが少なくなった理由のひとつは、クルマが“他人に見せるもの”ではなくなったことにあると思います。
しめ飾りは、本来は誰かに見せるためのものではありません。ただ、現実的には家やクルマの“装飾品”という側面も強く、その意味では隣人や周囲の視線を意識している人も少なくないと思います。
かつてのクルマは、現代以上に持ち主の人となりを表すツールとして機能していました。いわゆる“クルマ好き”でなくても、クルマについて興味や関心のある人は多く、そういった意味ではアパレルと同じような性格をもっていました。
ただ、クルマがあまりに一般的なものとなった現代では、他人のクルマを気にする機会はそれほど多くはありません。
誰かに見られないのであれば、あえてしめ飾りを飾るユーザーも減ってくるのは自然な流れだと思います。
むしろ、近年のクルマは車内の機能性が大きく増しているため、自分をふくめた乗員のためにコストを掛けるユーザーが増えていると言われています。
しめ飾りについても、フロントグリルに飾るようなものではなく、車内に飾るようなものが人気となっているようです。
そう考えると、“他人に見せるもの”ではなく、“自分が楽しむもの”としてのしめ飾り(お正月の装飾品)は、今後も一定のニーズがありそうです」
かつては、馬の蹄鉄(ていてつ)を模した装飾を飾るクルマも見られました。これは、西洋などで馬の蹄鉄が幸運のアイテムとして知られていることに由来したものですが、しめ飾り同様、現在ではあまり見られなくなりつつあるもののひとつとなっています。
(終わり)
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