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MC版VWゴルフに試乗。衰えない内燃機関への情熱を証明した新エンジン

VWの中核的な存在になりそうな新エンジン

パワートレーンではニュースがある。今回メインで試乗した1.5TSI Evoは、従来の1.4TSIをベースに新開発したもので、今後のフォルクスワーゲンの中核的な存在になるとみられている。最高出力150PS/5000-6000rpm、最大トルク250Nm/1500-3500rpm。燃費は欧州混合モードで5.0L/100km(20km/L、CO2排出量114g/km)。スペック的には大きく進化してはいないが、TSIの特徴でもあるフレキシビリティは大いに増していた。

発進時から適度なトルクがあり、滑らかかつ頼もしく走ってくれる。巡航走行でエンジン回転数が下がっているところから、アクセルペダルをジワリと踏み増したときのちょうど良く背中を押してくれる感覚もいい。ロングストローク化されたことで低回転域の粘りが強調されたのだ。低負荷時に活用される気筒休止システムのACT(アクティブ・シリンダー・マネージメント)は、切り替えがスムーズでまったく気がつかないほどになっていた。

1.5TSI Evoはじつに洗練されてドライバビリティにも優れた世界トップクラスの実用エンジンだが、実はもう一つ隠し球がある。欧州では3月から受注が開始され夏に発売される1.5TSI Evo BlueMotionには新技術が目白押しなのだ。

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