4ドア版AMG GTは高剛性ボディが印象的。ライバルはパナメーラ
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:メルセデス・ベンツ日本
ひと通りサーキット走行を満喫したあとには、改めて一般道で「GT 53 4MATIC+」も試すことができた。こちらはコイル式サスペンションに減衰力可変ダンパーの組み合わせとなり、よりソフトな設定のおかげで乗り心地は至極快適。ボディの良さが、大いに活きている。
最高出力はそれでも435psあり、動力性能は普段使いには十分以上。直列6気筒ならではの甘美な吹け上がり、回すほどに澄んでいくサウンドも魅力的で、サーキットに行く機会はほとんど無いというなら、こちらの選択もアリだろうと思えた。メルセデス・ベンツとひと味違ったブランド性、特徴的なデザイン、そして満足度の高い走りを備えたグランドツアラー的な存在として、選ぶ価値は十分ある。
但し、53のパワーユニットを選ぶとすれば、EクラスやCLSの存在がちらついてくるのも確かだ。まさにブランド代、ボディ代等々で、価格には数百万円の差がつくだけに…。何なら、「E 63 S」なども視野に入ってくるとすると、果たしてどれを選べばいいのか、相当悩ましいことになりそうな気がする。63 Sとて、やはり「メルセデスAMG S 63」などと、そう変わらない価格帯になるとしたら…?
メルセデス・ベンツの各モデルとの比較の結果としてではなく「AMGだから」と迷わず選んでもらえるようになるためには、AMGというブランドの意味や価値、オリジナルモデルの存在感を、一層明確なものにしていく必要はあるだろう。一方で、「ポルシェ パナメーラ」の購入を考えている人などには、却ってストレートにライバルとして気になる存在になるのかもしれない。
AMGモデルの販売では世界でもトップ5に入り、AMG GTの販売成績も上々という日本で、このクルマがどのように受け入れられていくかは興味深いところ。但し、日本上陸までにはもうしばらく時間を要しそうだ。
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