次期ボクスターとケイマンは本当にEV専用モデルになる? 最新情報を整理した
掲載 carview! 文:編集部/写真:ポルシェAG 34
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世界屈指のスポーツカーメーカー、ポルシェ。そのイメージリーダーはいつの時代も「911」だが価格は年々引き上げられ、今やスタート価格1500万円オーバーと一般人には手の届かない価格帯になってしまった。
<上の写真:911カレラT(現行型)>
一方、コンパクトなボディにエンジンをミッドシップマウントした「718ボクスター/ケイマン」は、小気味いいハンドリングに加え、エントリーグレードなら700万円台とポルシェにしては手頃な価格も相まって、上質なスポーツカーを求める層に高い人気を誇っている。
だが、現行の982型718ボクスター/ケイマンは2016年デビューだから、そろそろ世代交代が気になる時期。ということで今回は、次期718ボクスター/ケイマンについて、これまでにわかっている公式発表や関係筋の情報を参考に、その概要を予想してみた。
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まず、昨今の時流から、ファンが最も気になるのは「次期モデルは本当に完全なEVになるのか?」という点だろう。というのも、ポルシェは昨春718ボクスター/ケイマンシリーズを2025年までにEV化するとアナウンスしているからだ。
そして、既に現行シリーズのスパルタンモデル「718ケイマンGT4」をベースとしてパワートレーンを完全電動化したコンセプトカー「718ケイマンGT4eパフォーマンス」を発表済み。
<上の写真:718ケイマンGT4eパフォーマンス>
さらに、最近では電動パワートレーンを搭載したプロトタイプによるテスト走行もスパイショットされている。こうしたことから見ても、次期718ボクスター/ケイマンがEVのみのラインナップとなるのはほぼ確実といえそうだ。
もちろん、電動化によってスペックが後退する心配は無用。参考まで、前後アクスルにモーターを搭載し4輪を駆動する718ケイマンGT4eパフォーマンスのシステム最高出力は何と1000ps以上に達し、しかもピークパワーを30分に渡って発揮し続ける性能を持つ。
ポルシェの現行ラインナップで最もパワフルな「タイカン ターボS」ですら、最高出力は一時的なオーバーブースト時で761psにとどまるから、さすがに次期718ボクスター/ケイマンのカタログモデルがこのパフォーマンスで登場するとは思えないが、台数限定のスパルタンバージョンが発表されれば、そのスペックは1000psに届くかもしれない。
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<上の写真:タイカン>
また、プロトタイプを見るに、次期718ボクスター/ケイマンは電動化されても今までどおり重量物をシート背後に搭載したミッドシップレイアウトを採用する可能性が高い。
現状、SUVタイプのEVが多いのは、重量のかさむバッテリーをフロア下に搭載する都合上、車高を高くしてもスタイリングの問題が生じにくいことが大きな要因。この観点で見ると、コンパクトなスポーツカーを電動化するのはハードルが高そうだが、次期718ボクスター/ケイマンでは従来エンジンが搭載されていたコクピット背後にバッテリーを積み込むことで、課題を解決するようだ。これなら、重心の位置からもハンドリング特性は鈍重どころか軽快そのものになるだろう。
最後に、次期718ボクスター/ケイマンの登場時期だが、本年中にワールドプレミアされ実際の販売開始は来年以降となる可能性が大。ただし、現行型は登場から6年と従来の同シリーズのモデルライフからするとフェードアウトするにはやや早い。よって、しばらくは現行型と次期型が併売されるのではないだろうか。
<上の写真:718ボクスター&ケイマン(現行型)>
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