BRZはしなやかな乗り心地。基本情報や気になるレビューを徹底調査【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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スバル BRZは、トヨタと共同開発された流麗なクーペスタイルが特徴のスポーツカーです。両社の技術を結集し、走りを楽しむことを追及した車として誕生しました。
2021年7月には2代目モデルを発売しており、その技術や性能が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、BRZの基本情報や乗り心地に関するレビュー、兄弟車であるトヨタ GR86との違いやライバル車との比較、中古車情報を紹介します。
目次
スポーツカーは乗り心地よりも走行性を重視する構造を多く取り入れているため、乗り心地に関する評価は低めの傾向です。
BRZも高い走行性能を備えたスポーツカーですが、その低評価をはねのけ、しなやかな乗り心地を実現した高評価となっています。ここでは、BRZのコンセプトや乗り心地、快適性をみてみましょう。
スバル BRZは、2012年3月にトヨタとの共同開発で誕生した車です。FRレイアウトのスポーツカーで、低重心・軽量・コンパクトさが特徴となっています。
BRZは「Pure Handing Delight-新しい次元の運転する愉しさ」がコンセプトです。安心して気軽に車を操る愉しさを、体感できるスポーツカーとなっています。
兄弟車のトヨタ「86」も同様に、ドライバーの感覚で取り回せる手の内感や操る楽しさを体感する「直感ハンドリングFR」がコンセプトです。スポーツカーとは別次元の走りの楽しさを実現しています。
BRZはFRレイアウトの高剛性なプラットフォームを開発、採用し、スポーツカーに求められる要素をさらに引き上げました。
また、サスペンションに関しては、フロントはステアリングギアボックスの高剛性化やショックアブソーバー、コイルスプリングの刷新、リアはサブフレームの高剛性化とスタビライザーを車体に直付けすることでボディの揺れを十分に抑えています。
そのため、足回りが硬めではあるものの、ステアリング操作に対する素早い応答性や安定性、質感の高いしなやかな乗り心地を両立しました。
2021年7月に発表した2代目BRZには、運転支援システム「アイサイト」を搭載しています。アイサイトは、ステレオカメラによる認識と制御で安心・快適な運転を支援するシステムです。
BRZでは、スポーツカー特有の低い車高に合わせた専用設計のアイサイトを搭載しました。
アイサイトにより、予防安全性能と運転サポートのアップ、快適感を増しています。2022年11月時点ではATのみ搭載となっており、今後のMTへの採用に注目です。
スポーツカーは、シート位置が低く視界が悪いモデルも多くあります。
一方で、BRZはシートだけではなくインパネも低く設計している他、ドアミラーやピラーの形状、位置を最適化し、ハイマウントストップランプをトランクリッドと一体化したことにより視界が良好です。
全方位で死角が低減しているため、安全面でも安心して運転ができるでしょう。
スポーツカーとしては比較的乗り心地が良く快適に運転ができると人気のBRZですが、兄弟車であるGR86とはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、BRZの基本スペックとGR86との違いについて解説します。
BRZのグレードラインナップは、エントリーモデルの「R」と上級モデルの「S」です。スバルが独自に開発した水平対向エンジン「BOXER」と、トヨタの燃料噴射システム「D4S」を組み合わせた究極のエンジンを搭載しています。
基本スペックは以下のとおりです。
駆動方式:RWD(後輪駆動)
トランスミッション:6MT/E-6AT
車体サイズ(全長×全幅×全高mm):4,265×1,775×1,310
車両重量(kg):1,260~1,280
エンジン:2.4L BOXER D-4Sエンジン
駆動方式:RWD(後輪駆動)
トランスミッション:6MT/E-6AT
車体サイズ(全長×全幅×全高mm):4,265×1,775×1,310
車両重量(kg):1,270~1,290
エンジン:2.4L BOXER D-4Sエンジン
BRZとGR86はエクステリアデザインが少し異なります。BRZはスバルの車に多いヘキサゴングリルですが、GR86は下端が広い末広がりのデザインです。
また、サスペンションのコイルスプリングやスタビライザー、ショックアブソーバーなどの部品、リアトレーリングアームブッシュ、エンジンのスロットルマッピングなどにも違いがあります。
部品の素材や大きさ、取付位置を変えることで、BRZはフラットで安定感のある運転と乗り心地、GR86はパワースライドコントロールがしやすく刺激的な運転ができる車となりました。
BRZは、高剛性なプラットフォームやサスペンションなど、足回りが硬めではあるもののしなやかな乗り心地が特徴です。しかし、乗り心地や運転のしやすさは、実際に乗ってみないと分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、実際のユーザーが体感したレビューを紹介します。
BRZは、スポーツカーではあるものの安定感抜群の乗り心地で街乗りにも向いています。
みんカラのレビューでは『2.4Lになってトルクアップしたことで、街乗りが楽になりました』や『ちょっとコンビニに行くまででも楽しめる車。車が完璧に反応してくれるから一体感が凄い』という声もありました。
トルクがアップすると発進加速の快適性が上がるため、街乗りが楽になります。旧モデルからエンジンを変更したことにより、低回転域での乗り心地もアップしたようです。
ステアリング操作に対する素早い応答性や、ボディの安定性もしっかりと実感できるでしょう。
スポーツカー特有の硬めな足回りでも、乗り心地の良さがBRZの特徴です。
みんカラのレビューでは『サスペンションはWRX S4と同じくらい硬いので乗り心地は最初から期待していませんでしたが、WRXよりはかなり乗り心地は良いです』という、他車との比較レビューもありました。
また『シートのホールド感も先代よりアップしていて、走っていても疲れを感じません。ステアリングも固めでしっかりしていて安定感があり、ハンドリングもクイックで気持ちいい感じ』と、乗り心地の良さや運転のしやすさを評価するレビューも多くあります。
他車との比較や高評価の多さから、BRZの乗り心地の良さは明確のようです。
足回りが硬めであることでのメリットが、長時間の運転でも疲れにくいことです。足回りやシートに柔軟性があると、衝撃を吸収するために乗り心地は良くなりますが、横揺れに弱くなります。高速道路やカーブの多い山道には向いていません。
しかし、BRZは足回りが硬く安定性があるためロングドライブでも疲れにくい設計です。
みんカラのレビューでも『長時間の運転でも結構疲れにくいと思った』『シートがバケット的な感じなので乗り心地固くても長時間(10時間くらい)ドライブしてもさほど疲れないと感じました』という声がありました。
トヨタ GR86はBRZの兄弟車で、BRZよりスポーティーで刺激的な運転を楽しめることが魅力です。グレードは6AT・6MT仕様のある「RZ」と「SZ」、6MTのみ設定の「RC」の計3グレード構成となっています。
みんカラのレビューでは『静かで乗り心地が良くなった。細かい振動が少なくなった』と、モデルチェンジによる乗り心地のアップを評価する声も多く見受けられました。
駆動方式:FR
トランスミッション:6MT/E-6AT
全長×全幅×全高(mm):4,265×1,775×1,310
車体重量(kg):1,260~1,290
エンジン:2.4L BOXER D-4Sエンジン
ロードスターはマツダはじめてのオープンカーで、美しいスタイリングと優れた走行性が特徴です。「S」「S Special Package」「S Leather Package」「S Leather Package White Selection」「RS」の標準グレードに加え、特別仕様車として「990S」「Brown Top」があります。
みんカラのレビューでは『柔らかめだと思うけどワインディングでも気持ちよく走れる』と、BRZ同様にスポーカーでありながら乗り心地の良さを評価する声が多くありました。
駆動方式:FR(2WD)
トランスミッション:6MT/6EC-AT
全長×全幅×全高(mm):3,915×1,735×1,235
車体重量(kg):990~1,060
エンジン:SKYACTIV-G 1.5
GRヤリスは、ワイド&ローなデザインとスポーツ走行を追求したトヨタの車です。レースで勝つための特別なパッケージングや究極の操作性を誇る足回りを実現しています。「RZ」「RZ“High performance”」「RS」の3グレード展開です。
みんカラのレビューでは『確かに固いですが、波形の角が丸い感じで、不快ではありません。ボディーがしっかりしているからでしょう』と、比較的しなやかで乗り心地が良いという評価もありました。
駆動方式:4WD
トランスミッション:6MT
全長×全幅×全高(mm):3,995×1,805×1,455
車体重量(kg):1,280~1,290
エンジン:直列3気筒1.6Lターボ ダイナミックフォースエンジン
駆動方式:FF
トランスミッション:CVT
全長×全幅×全高(mm):3,995×1,805×1,455
車体重量(kg):1,130~1,140
エンジン:直列3気筒1.5L ダイナミックフォースエンジン
BRZは、乗り心地が良いだけではなく優れた走行性能も合わせ持つスポーツカーです。スポーツカーは専用の部品や装備を多く搭載しているため新車価格が高くなりやすく、BRZも例外ではありません。
ここでは、BRZの現行モデル(2021年7月~)と旧型モデル(2012年3月~)の新車価格と中古車相場、ライバル車の中古車相場を紹介します。
BRZの新車は、走行性能や安全性能が高く専用の装備品や部品もあるため、SUVやミニバンクラスの価格帯です。
中古車市場では、年式の古いモデルは100万円前後から購入できますが、オプションを追加している車両も多く高額な車両もあります。新型は発売したばかりのため大幅に安い訳ではありませんが、現行モデルを少しでも安く購入したい方にはおすすめです。
新車価格:265万円~456万円
中古車相場:230万円~433万円
新車価格:243万円~359万1,000円
中古車相場:79.9万円~540万円
(2022年11月時点での情報です)
ライバル車の中古車相場を見てみると、やはりオプションの追加で大幅に相場が高くなっています。兄弟車であるGR86はBRZよりも比較的安い価格から手に入るでしょう。
ロードスターは2015年4代目モデルの相場、GRヤリスは2020年からの相場です。
GR86の中古車相場:299.9万円~777万円
ロードスターの中古車相場:25万円~528万円
GRヤリスの中古車相場:278万円~645万円
(2022年11月時点での情報です)
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