新型フリード/フリード+発売。“ちょうどいい”を正常進化&4WD車も充実
掲載 更新 carview! 写真:市 健治
掲載 更新 carview! 写真:市 健治
ホンダは9月16日、ティザーサイトで先行公開していた新型「フリード/フリード+(プラス)」を発売した。フリードは3列仕様、フリード+は従来までのフリードスパイク後継の2列仕様。2代目となる新型では、乗車人数(4~7人)やガソリン/ハイブリッド、駆動方式(FF/4WD)の組み合わせによって、全部で16通りの多彩なバリエーションを揃えている(福祉車両を含む)。
価格はフリードが188万円(6人・ガソリン・FF)~272万8200円(6人・HV・4WD)、フリード+が190万円(5人・ガソリン・FF)~274万8200円(5人・HV・4WD)。
2008年に登場した初代フリードから初めてのフルモデルチェンジとなる新型フリード/フリード+は、好評だった“ちょうどいい”サイズ感をキープしながら、さらに広くて使いやすい室内空間が追求されている。
ボディサイズは、全長4265mm(フリード+のFF車のみ4295mm)×全幅1695mm×全高1710mm(4WD車は1735mm)。先代とほぼ同等サイズで2740mmのホイールベース長も変わらないものの、1~3列目ヒップポイント間は+90mm、2列目シートスライド量は+120mm拡大された。また、カップルディスタンス(運転席・助手席間)も+50mm広がっている。
3列仕様のフリードには、2列目キャプテンシートの6人乗りと2列目ベンチシートの7人乗りを設定。2列仕様のフリード+は5人乗りで、2列目シートにダブルフォールダウン機構を採用し、車中泊ものびのびと楽しめるフラットモードを実現した。たっぷりとしたラゲッジスペースは専用ボードで上下2段に分割して使えるほか、自在にカスタマイズできるナットも左右10ヶ所ずつ用意された。また、ラゲッジ開口部の地上高は、先代フリードスパイクから185mmも低い、335mm(4WD車は505mm)という超低床化を実現している。
エクステリアデザインは、多人数乗車のコンパクトミニバンながらも走りを予感させる塊感やパーソナル感を目指し、ドライバーズカーとしての魅力を磨きあげる方向で作りこんだという。細部の注目ポイントとしては、良好な視界や開放感も狙った“富士額”のようなルーフ形状や、ボディの継ぎ目を目立ちにくくして一体感を高めた新構造のスライドレールカバーが挙げられる。
リアセクション以外の外観はほぼ共通のフリードとフリード+だが、インテリアでは明確にキャラクターの違いが表現されている。フリードでは心地よくリラックスできる空間を目指し、木目調パネルやウォームトーン内装などを設定。一方のフリード+では使い倒せるツール感を強調するため、メタル調パネルやモノトーン内装などを設定している。
パワートレーンは、フリード/フリード+の両車ともにガソリン/ハイブリッドが選べるのはもちろん、FF/4WDを選ぶことができる。
まずガソリン仕様は、直噴システムを採用した1.5リッター直4・DOHC(最高出力131ps/最大トルク155Nm)とCVTの組み合わせによって、JC08モード燃費で19.0km/Lを実現した。
一方のハイブリッド仕様は、アトキンソンサイクルを採用した1.5リッター直4・DOHC(最高出力110ps/最大トルク134Nm)とモーター(同29.5ps/同160Nm)内蔵の7速デュアルクラッチ、リチウムイオンバッテリー内蔵のIPU(インテリジェント・パワーユニット)を組み合わせ、同じく27.2km/Lの好燃費をマークしている。
先代では3列目シート下に搭載されていたIPUが新型では小型軽量化とともに1列目シート下へと移動され、さらにIPUの内部構造をFF車と4WD車で作り分けるなどの工夫によって、フリード+の広大なラゲッジスペースや、コンパクトミニバン初の「ハイブリッド4WD車」の設定も可能になった。
一番の売れ筋グレードと目されているのは、安全運転支援システム「ホンダ センシング」を搭載した「フリード ハイブリッド G Honda SENSING」で、FF/6人乗りが249万6000円、FF/7人乗りが251万7600円、4WD/6人乗りが272万8200円。
次のページ>>スペック例
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
スーパーフォーミュラ鈴鹿合同・ルーキーテストに欧州注目株のフレディ・スレイターとウーゴ・ウゴチュクウが参加へ
「マックスを助けられて誇りに思う」「一晩でマシンをすべて変更し、かなりよくなった」/F1第24戦予選コメント(1)
変幻自在のボディには、シトロエンらしい創意工夫が満ち溢れていた【懐かしのカーカタログ】
劣勢ピアストリ、レース中に王座を諦める時が来る? マクラーレンとチームオーダーについて協議へ
「燃費いいほう一択だろ」本当にそうか? 新型フォレスター“ハイブリッド無し”モデル「コッチのほうがいい」と思う場面とは?
普段使いからスポーツ走行まで!! アウディ A3スポーツバック/セダンに「クワトロモデル」追加
日本導入が待ち遠しい!新型EV「iX3」が目指した次世代のBMW
新車151万円! スズキ「“新”軽セダン」がスゴい! レザー調「高級内装」דメーカー初”のアイテム装着! リッター27km走れる最新「ラパン」何が変わった?
復活したホンダ ヴェゼルの「RS」。全高45mmダウンで得た、スポーツモデルとはまた違う気持ち良さ
温泉地を走る「日本最古級の電車」! 空から見た「100歳超の長老」の雄姿も世代交代か
加工いらずで別次元の音へ! FOCAL/BEWITHのジムニー専用キットを徹底試聴
ヒョンデのハイパフォーマンスEV「IONIQ 5 N」がドライビングの愉しさを深化させるアップデートを敢行
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
22万kmでも海外オークションで400万円超えた三菱「パジェロ エボ」。もし左ハンドルがあったらもっと高値になってたかも?
【知らなきゃ損】実は“革シート=動物が可哀想”じゃなかった。専門家が語るレザーの真実と、捨てられる牛皮“45%”の衝撃的現実
「クロスビー」が“実質フルモデルチェンジ”で昨対比269.8%と大復活。コンパクトSUVの王者「ライズ」を脅かす存在に!?
「N-ONE」一部改良。販売店には6MTの「RS」と「特別仕様車」に問い合わせ集中…「やっぱりMT車は運転が楽しい」の声も
【やっぱり大人気】長らく買えなかったガソリン仕様「RX350」が受注再開。購入者からは「コスパ最強」の呼び声も
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
【新車が高い問題】北米でじわりと広がるセダン回帰。日産「セントラ」が示す“手頃さ”というもうひとつの選択肢
【ここが変わった】新型「デリカD:5」まもなく登場! 改良前モデルの“惜しい点”や、お買い得度はどうなった?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!