4月のマーケット概況、市場縮小で軽販売が苦戦
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4月の乗用車(軽乗用車含む)ブランド別は、トヨタ、マツダ、スバル、レクサスの4ブランドが前年を上回り、ホンダ、スズキ、ダイハツ、日産、三菱は下回った。明暗を分けたのは軽の販売で、スバル以外は全ブランドが前年を下回っている。なかでも軽の比重が大きいブランドが市場の影響を大きく受け、ダイハツは軽が前年比31.5%減、全体では前年比31.2%減という結果となった。
スズキは軽乗用車「ハスラー」の販売好調により、軽が19.6%減、全体では20.4%減と比較的縮小率が小さかった。結果、4月のランキングではダイハツ、日産を抜き、3位に浮上している。
またホンダは軽が16.1%減だったが、それ以上に乗用車の落ち込みが大きく、全体では24%減という結果に。日産は軽が39.4%減で全体は23.4%減、三菱は軽が67.5%減、全体は55.1%減と、各社厳しい情勢となった。
前年比プラスのトヨタも軽は27.6%減、マツダも軽は34.3%減と苦戦を強いられている。唯一、軽がプラスとなったスバルは、2014年12月のフルモデルチェンジした、ダイハツ工業からOEM供給を受ける「ステラ」が前年比114%増と健闘したのが効いた。
一方、登録乗用車は、トヨタ、ダイハツ、マツダ、スバルの4ブランドが小型車、普通車ともに前年を上回っている。なかでも「デミオ」や「CX-3」の販売が好調なマツダは小型車が156.3%増、普通車は63.8%増と大幅な伸びを示した。
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