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輸入車が好調、国産はマツダが元気 【マーケット概況】

メルセデスが首位を独走

9月の外国メーカーの輸入乗用車販売は前年比1.6%減の3万2296台。7ヶ月ぶりの前年割れとなったが、これまでの貯金から4-9月の上期累計台数では前年比9.7%増、1-9月の累計では前年を1.7%上回っている。これまでのところ輸入車販売は好調だ。

輸入乗用車のブランド別では、メルセデス・ベンツが前年比0.3%増の8032台を販売し、7ヶ月連続で首位を維持した。2位は5988台を売ったフォルクスワーゲン。前年比9.1%減とメルセデスやBMW、アウディに比べてやや落ち込みが目立った。フォルクスワーゲンといえば、アメリカで発覚した排ガス不正が大きな問題となっているが、販売面にその影響が出るとすれば10月以降だろう。

3位のBMWは前年比2.5%減の5317台。前年を割ってはいるが縮小率は少なく、4-9月の上期および1-9月の累計はいずれも前年を上回っており、まずまずの好調といえる結果だ。

国内販売される登録乗用車のうち、9月は輸入乗用車が12.4%を占めた。前年の同じ時期に比べて0.2ポイント増加しており、また4-9月の上期のシェアは前年比0.9ポイント増の10.7%と調子がいい。この輸入車の好調を支えているひとつの要因は、メルセデスやBMWなどが積極的に展開しているディーゼル車の存在で、全体の約10%を占めている。フォルクスワーゲンは国内ではディーゼル販売に出遅れているが、今回の問題でますます状況は厳しくなりそうだ。

この秋は東京モーターショーが開催され、ニューモデルが続々登場する模様。やや元気のない新車販売に弾みがつくことを期待したい。

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