最高速度420km/h、ブガッティ シロンの量産モデル開発テストに同行
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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冷却のために2つの回路を持つ英国リカルド製7速デュアルクラッチ式ATの制御も調整が加えられていた。Dレンジの7速で走行中、Sモードに入れると同時にスロットルを開けると2速にシフトダウンする設定なのだが、トランスミッションのエキスパートであるフォルカー・ヴェーレン氏によれば、変速に時間がかかり過ぎているという。そこでヴェーレン氏は、エンジン回転数の設定と変速制御に調整を加えた。すると、瞬く間に問題は解決され、はるかにスムースに変速するようになった。
エンジニア達は、テストの間、シロンのECUに接続されたラップトップの画面を見続けている。「以前はこのようなテストでは、何か問題を見つけると、様々なハードウェアを使って作業を行っていましたが、今ではソフトウェア、すなわちラップトップ上で何でもできます」
このデスバレーでのテストを終えると、デンバーおよびフェニックスへ移動し、気圧の低い高地で過給システムにかかるストレスの評価を行う予定である。
開発担当のネッシエル氏は「シロンは1500psのパワーを十分に楽しむ事ができるハイパー・スポーツカーになりました。オーナーとなる方々にはシロンの走りに満足していただけると確信しています」と満足そうであった。
シロンはこの後、本格的な量産体制に入る。「量産」とは言っても1台の生産は2ヶ月かけて入念に行なわれる。年間生産数50台、つまり10年かけて計画している500台の生産が完了するのだ。車両価格は税抜きで240万ユーロ(約2億7000万円)と、あまりにも浮き世離れしているが、すでに8月末の時点で生産予定台数500台のうち200台の注文が入っているという。
興味を持たれた方のために購入手順を説明すると、注文時にはまず20万ユーロ(約2400万円)の手付金が必要になる。ボディカラーやインテリアの仕立など自分の好みの仕様が決まって購入契約書を交わす時に90万ユーロ(約1億1000万円)を用意しなければならない。そして残りは納車時である。
これであなたは82個のLEDで構成されたテールライトをヴェイロンのオーナーにさえ見せつけることができるだろう!
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