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最適なドライビングポジション取れてますか? メディア編集者マツダ体験会

メディア編集者マツダ体験会というものに参加してきました。体験会は2日間となっていて、初日は山口県にあるマツダ防府工場でマツダブランドや歴史について学んでから防府工場内部を見学。2日目はマツダの美祢試験場(元MINEサーキット)にて、マツダの「人馬一体」のお勉強をしてから、マツダ車の試乗をしました。最後はなんとロードスター4世代イッキ乗りという、なんとも贅沢な企画もありました。

こだわりが詰まった防府工場の技術やマツダのクルマ作りなんかをレポートしたらこの体験会の主旨に沿った記事になるのですが、ここではあえてこの体験会で特に身に染みた「ドライビングポジション」についてレポートしたいと思います。

マツダの現行ラインアップには、鼓動デザインやスカイアクティブテクノロジーなど、一貫したコンセプトが採用されていますが、「人馬一体」もその一つです。まさにクルマと一体になることに拘り、足元に迫っていたフロントのタイヤハウスを50mm~80mm移動させ、広い足元空間を確保。自然に足を伸ばした場所にペダル、フットレストを配置し、理想的なドライビングポジションが取れるようにクルマのパッケージ自体を変更しました。アクセルペダルはオルガン式を採用して繊細なアクセルワークを可能にしています。

カービュー読者の皆さんには釈迦に説法ですが、ドライビングポジションの取り方を教わったのでお伝えしたいと思います。シートに座って最初に調整するのは背もたれです。背もたれに腰が当たるようにしっかり腰掛けて、垂直くらいに立ててからから少しずつ後ろに倒していき、腹筋にふっと力が入らなくなったギリギリのところがベストな角度です。次にシートの前後調整です。アクセルペダルが踏める位置までシートを前にスライドさせてアクセルペダルに足を置きます。ブレーキペダルも踏めることを確認して、かかとを動かさずにシートを前に動かします。するとスネにグッと力が入ります。かかとを地面に置いてつま先を立てた状態ですね。そこからシートを後ろに下げていって、スネに力が入らなくなったギリギリのところがベストポイントです。次にシートの高さです。車両の前端から6~8m先が見える位置に調整します。最後にステアリングです。背もたれに軽く背中を付けてからステアリングの最上部に両手首が乗るくらいに前後を合わせます。テレスコピック機能=ステアリング前後調整機能がない場合はできませんが、シートの前後調整を使い、手首に近い位置に合わせるといいと思います)。そこからメーターが見える位置にチルト機能(ステアリング高さ調整機能)を使い高さを調整します。これでベストドライビングポジションが完成します。

ドライビングポジションを整えると運転操作が非常に楽になるので、結果疲れにくくなります。なんとなく自分の楽なところでポジションを取っている方はぜひ試してみてください。スポーツカーならまだしも、コンパクトカーであるデミオにまでテレスコピック機能を全車標準装備にするほどドライビングポジンションに拘ったクルマづくりをするマツダに、その本気度をあらためて感じさせられた体験会でした。

ちなみにロードスターには現在テレスコピック機能が付いていませんが、理由は大人の事情とかでただいま検討中とか。今後付くかもしれませんよ。

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