ミニバン専用エコタイヤ ブルーアースRV-02をテスト
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡/写真:横浜ゴム株式会社
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡/写真:横浜ゴム株式会社
初めにウエットハンドリング路で先代モデルのRV-01と比較試乗したのだが、ウエットグリップ性能の差は歴然で、明らかにRV-02のほうがグリップがいい。もうちょっと具体的にいうと、タイヤが路面にしっかり食いついている感触があり、RV-01と比べて明らかに旋回スピードが高く、ブレーキとハンドルの効きがよい。
グリップの高さからくる安定感や安心感も確実に高まっている。タイヤグレーディングの評価でウエットグリップが「b」→「a」に上がったことが、そのままドライブフィールに現れている。
ただし、スキッドパッドではフィールの差こそあったものの、旋回スピードに大きな違いは見られなかった。これはスキッドパッドの水深が深すぎて、ウエットグリップの限界を試す前にハイドロプレーニングを起こしてしまったからだ。
別の言い方をすると、先代モデルの耐ハイドロプレーニング性能は優秀であり、それと同等の排水性能をRV-02も備えているということでもある。しかも、ウエットグリップで勝るぶんRV-02のほうが路面とのコンタクト感やグリップ感が高く、半径30m程度の旋回では1~2km/hの速度差が出る。
オレンジオイルによるものなのだろうか、タイヤに駆動トルクが強めにかかる発進時はさほど転がり抵抗が小さいという印象はない。多少スムーズに走り出したかな、という程度。けれども50km/h、60km/hと車速を乗せていくと、タイヤがスーッと転がっていくような感触が強くなってくる。100km/hまで車速を上げていってもエンジンに負荷をかけながら走っている感覚が少なく、アクセルの踏みしろも少な目な印象だ。
先にも触れたがヨコハマの低燃費タイヤはオレンジオイルを配合することで、タイヤにストレスがかかった時にグリップ性能を発揮するよう作られている。そのため加速、ブレーキングやカーブ(進路変更も)といった場面ではアクションを起こした瞬間か安心感のあるグリップ性能を発揮する。RV-01と比べその性能…つまり安心感がさらに高まっている。直進性も良く、外因でフラつきやすいミニバンをまっすぐ走らせてくれるのだ。
ブルーアースRV-02は、省燃費タイヤでありながら、クルマにとって必要な操縦安定性、直進性、ウエットブレーキ性能をグレードアップした、リーズナブルなエコタイヤだ。
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