スバルの新コンパクト 「トレジア」が登場!
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
スバルから、新しいコンパクトカー『トレジア』が登場した。トレジアは、先日発表されたトヨタの「ラクティス」と共同開発されたモデルで、スバルのラインナップでは、「デックス」と「インプレッサ」の間を埋めるポジションに位置する。
※TREZIA(トレジア)=英語のTreasur(宝物・財宝・富)を語源にした造語
「New Compact Smart Wagon」をキーワードとし、“ツーリングコンパクト”を謳うトレジア。ボディサイズは全長3990mm×全幅1695mm×全高1585mm、ホイールベースは2550mmで、当然ながらラクティスとほぼ同じ。唯一短い全長(-5mm)は、フロント部のデザインの違いだ。そのフロント部は、スバルらしさを感じさせるウイングモチーフのグリルや左右へ広がるバンパーを中心に、力強さや逞しさを表現している。
マーケティングの面では、CMキャラクターに俳優の玉山鉄二さんを起用するなど、女優の新垣結衣さんを起用して親しみやすさを全面に出したラクティスとは対照的に、硬派なスバルらしさをアピールする。
4mを切るコンパクトボディながら、有効室内長2690mm×荷室長760mmを確保するなど、パッケージの良さも際立つ。リアシートは6:4の分割可倒式で、2WD車ならばレバーひとつで簡単に前倒しできるし、ラゲッジの床面も2段階で高さが変えられる(約120mm)。ちなみにこのラゲッジのアレンジ性は、スバル側の技術者のアイデアだそうだ。
ハード面もラクティスと共通。エンジンは1.3リッターと1.5リッターの2種類で、全車CVTを採用し、1.5リッターには7速マニュアルモード+パドルシフトも備わる。10・15モード燃費は排気量にかかわらず、2WD車が20.0km/L、4WD車が18.4km/L。
前:ストラット、後:トーションビームのサスペンション構成もラクティスと共通。スペシャリティグレードの「TYPE EURO」の足回りは、スプリングやスタビライザーなどに手が入り、ロールを抑えたスポーティな走りが追求されたほか、VDC(ステアリングアシスト制御付き)やトラクションコントロールがオプション設定される。ちなみに「TYPE EURO」は、ラクティスでは「S」に該当する。
グレード構成は、ベーシックな「i」、上級装備が奢られる「i-L」、スポーティグレードの「i-S」、そして前述のスペシャリティグレード「TYPE EURO」。「TYPE EURO」は1.5リッターのみで、他グレードは1.3リッター/1.5リッターが用意される。価格は142万8000円~197万9250円。
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