ドイツの自動車賞でホンダeが大賞に…それでも日本メーカーのEV戦略が遅れをとっている理由とは
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 108
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最後に、ドイツにおける10月のBEVの新車登録を見ると2万3158台で市場占拠率は8.4%に及んでいる。この売れ行きには政府からの補助金が最高で9000ユーロ(約112万円)が支払われるという事情もあるが、一方では国民の環境保護意識が高くなっていること、ドイツメーカーが魅力的なBEVを市場に送り込んで来たことなども挙げられるだろう。課題の充電インフラも今年の3月までに1万8000件を超え、さらに増え続けている。
10月に販売された新車の平均CO2排出量は131g/kmで、まだまだ2021年から始まる95g/km規制には程遠いが、前年同月(2019年10月)比ではマイナス15.4%も改善されている。おそらく日本ではこうした統計値さえ出ていないのではないだろうか。
こうした状況を見ると欧州で最もCO2罰金額が少なく、電気自動車に本気でないトヨタが主導権を握っている日本は完全に遅れをとっていると思う。オリンピックまでに水素自動車(FCEV)を走らせるなどと呑気なことを言っている場合ではない。
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
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