ハンドリング自慢のヨコハマ新タイヤ「アドバン・フレバ V701」を試走
掲載 更新 carview! 文:竹内 龍男/写真:横浜ゴム
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試乗はまずウェットグリップの新旧比較から。S.ドライブを装着したトヨタ86の80km/hからのウェット制動距離は、3回の平均値で26.7m、フレバは24.5mだった。2.2m短く停止できるわけだ。グリップアップは前後Gの違いからもよくわかる。
スラロームでは横方向のグリップを比較した。S.ドライブはパターン剛性が低めで滑り出しも早く、パワーオンでアンダーステア、パワーオフでオーバーステアがはっきり表れる。フレバは明らかに剛性とグリップが向上し、速度を上げても安定感抜群。パイロン近くを狙ってスムーズに走れた。
S.ドライブは耐ハイドロプレーニング性能にメリットがあり、走りもけっこう楽しいのだが、驚いたのが静粛性の違いだ。ウェット手前のドライ路面で、パターンからビリビリとした振動とピッチノイズが伝わってくる。とくに旋回中はショルダー部の横溝が接地形状と一致するため、ノイズと振動が大きくなる。まるで多角形に摩耗したかのような旧式の転動感を伝えるS.ドライブに対し、フレバはスムーズで静か。もちろん振動も発生しない。摩耗時にはノイズが増加することを考えると、S.ドライブの性能はもはや前時代的だ。
次のセクションではフレバの高G域コーナリングを試した。クルマはスバル・レヴォーグとプジョー208GTi。パイロンで規制したコースは2速全開でコーナリング中、ドライからウェットに突入する区間がある。フレバはグリップが高く、ウェット進入時も挙動変化が穏やかで対応しやすい。ドライ限界速度でウェットに入ると、当然アンダーステアが発生。アウト側に滑り出すが、粘りがあり、アクセルオフで自然な感じにラインを立て直せるのだ。とくにプジョー208GTiとの組み合わせは見事! タックインで回頭を助ける活発な走りが楽しめた。アドバンらしいスポーティさを感じ取れる部分だ。
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