ミスターランクルに聞いた ランクル70の「今のクルマと違うところ」とは?
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:篠原 晃一、トヨタ自動車 180
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:篠原 晃一、トヨタ自動車 180
数ヶ月前からネット上で何度も話題になっていた「ランクル70再再販」がついに発表されました!(歓喜) 今、70が新車で買える…。これには編集も胸熱で、チャンスがあれば手に入れたいと本気で思っております。
ランクル250&70発表会会場の70展示エリア行ってみると、なんとそこには「ミスターランクル」こと小鑓(こやり)主査がまるで我が子の晴れ姿を見守るように佇んでいるじゃありませんか! 今回の再再販70についていろいろ伺ってみました。
「営業マンに必ずお願いするんですけど、売るときに今のクルマと同じように売らないでねって。普通のクルマとは違いますから」
“普通のクルマとは違う”。これには納得です。なにしろ登場は1984年と約40年前であり、そこから基本的なクルマの構造がほぼ変わっていません。
端的に言えば「今のクルマのような快適性はない」ということです。
かつて編集も知人の70に同乗する機会がありましたが、イメージ的には遮音性や振動はほぼ2トントラックです。70が昨今のSUVと同じと認識していた方は残念ですがこのあたりでお別れです。
とはいうものの「全体的にワイルドである」という前提ではありますが、扱いやすさや快適性は向上しております。
前回の国内再販ではMTのみでしたが、今回はモダンな(?)6ATが採用されております。MTだとちょっと、と感じていた方には朗報です。
70のようなクルマならMTのニーズが高いのではと聞くと「世界的にもATがほとんどなんですよ。むしろMTは嫌がられるほどです」とのこと。
ギア比はローギアードになっているそうで「(世界的に)トーイング(牽引)のニーズが多いため」だそうです。
乗り心地の面では、前回の再販モデルは4ナンバーの貨物車だったため、積載容量の確保で足回りが固められていましたが、3ナンバーの乗用車になったことでリーフスプリングの枚数を変更。乗り心地がソフトになっているそうです。
またリアシートの背もたれもリクライニングが可能となって快適になってますねと聞くと「快適っていってもまぁちょっとだけですよ(笑)」と小鑓さん。やはり70は普通のクルマではなさそうです。
エンジンはディーゼル1本で、「ガソリンは燃費的に厳しい」そうで今後もディーゼルのみとなりそう。この2.8Lディーゼルも決しておとなしいエンジンではないですから「このディーゼルサウンドがたまらないぜ!」くらいの器が必要です。
ここからは小鑓さんに聞いた「今回の再再販70あれこれ」を箇条書きにしてお届けいたします。
・前回の再販では1年間の期間限定販売だったが今回は継続販売。ただし販売台数は少ない
・グレードはモノグレードでデフロックを装備
・ボンネットのデザイン変更(後方に向かって徐々にせり上がっている)は歩行者保護対応のため
・衝突安全対応のためフロントバンパーへのウインチ取り付けは不可
・ボンネット左側にある「黒い蓋」はアドブルー注入口
・機能は最低限。快適性を上げることは考えていない(そういうクルマである)
・部品は基本変えていない(変えると世界のどこかで困る人がいる)
・部品を変えるときは信頼性のあるものしか使わない(生きて帰るため)
いかがでしたでしょうか? 見た目はレトロな雰囲気(というかガチのレトロ)で、アウトドアブームにはぴったりかもしれませんが、この情報のどこかで「ちょっと無理かも」と少しでも思ったのであれば諦めるのが吉です。中身は本物のハードコア4WDであります。
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