独メルセデス、Vクラスベースの電動ミニバン「EQV」を公開
掲載 更新 carview! 写真:ダイムラーAG
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独メルセデス・ベンツは8月21日、EV専門のサブブランド「EQ」から、初となるミニバン「EQV」をリリースし、実車をフランクフルトモーターショー(9月12日~22日開催)に出展すると発表した。
先日日本でも販売が開始されたSUV「EQC」に続くEQの市販モデル第2弾は、想定されたとおり、「Vクラス」ベースのミニバンであるEQVとなった。そのエクステリアは、今春のジュネーブモーターショーに出展された「コンセプトEQV」ほぼそのままで、Vクラスのイメージを残しつつ、ブラックパネル仕様となるフロントグリルや専用の18インチホイールなどでEVの先進性をアピールする。
フロントアクスル上にマウントされた電動ドライブトレーンは150kW(204馬力)/362Nmを発揮し、前輪を駆動。床下に敷き詰められた大容量リチウムイオンバッテリーは、急速充電を使えば45分以内に10パーセントから80パーセントへチャージ可能で、満充電状態の航続距離は405kmとロングツーリングにも十分に対応する。重量物のバッテリーを低く搭載したことは、ハンドリングにも好影響を与えたと言い、160km/hの最高速度もあいまってドライビングも楽しめそう。さらに、バッテリーの搭載方法を工夫したことで、室内スペースはVクラスと同等を確保。積載容量も1,030Lと広大だ。
室内には6つの独立式シートを備えるが、7人乗りまたは8人乗りのベンチシート仕様も選択可能。もちろん、最新のデジタルテクノロジーもフル装備となり、AIを使った音声認識システムMBUXは、自然に話しかければ、こちらの意図を認識し、ステアリングを握ったまま各種機能をコントロールできる。さらに、航続可能距離をモニタリングするEQシリーズ独自のナビゲーション機能なども備えている。
生産はVクラスと同じくスペインで行われ、コマーシャルビークル部門「メルセデス・ベンツ・バンズ」では、商用車仕様も販売するとのこと。拡大し続けるメルセデスのEVラインナップからしばらく目が離せそうにない。
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