ついに登場 アウディA1 ハイクオリティの魔力
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:北畠 主税
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では実際に乗ったらどうなのかと言えば、これも期待を裏切らない。いや、やはり当然のようにその先を行っていた。
まず唸らせるのがボディの強靭さ、しっかり感だ。2枚の大きなドアはバスッという音を立てて閉まり、走り出せば乗員はコンパクトカーに乗っていることを忘れるほどの重厚感、包まれ感に浸ることができる。サスペンションは引き締まった味付けで、しかも試乗車はオプションの16ないし17インチという大径タイヤ&ホイールを履いていたため、荒れた路面ではバネ下の暴れる感じが否めなかったにも関わらず、車内には不快なショックあるいはビビリ音などは一切伝わってこなかった。これも、ひとえにボディの比類無い剛性感のおかげである。
このボディと締め上げられたサスペンション、更にはポロGTIのXDSと同じくESPに採用された擬似LSD機能の効果もあるのか、フットワークは軽快そのもの。他のどのアウディより手応えのナチュラルな電動油圧式パワーアシストのステアリングを切り込むと、鼻先が鋭い反応で向きを変えていく。駐車車両が列を為す街中でも、コーナーが連続する首都高でも、リズミカルに駆け抜けることができるのだ。
動力性能は、十分というレベルよりは上にある。しかし車重がポロより嵩むせいか、1.4リッターの排気量をもってしても、過給圧が高まるまでのほんの一瞬にはもたつき感が無くもない。Dレンジ巡航時にはどんどん高いギアに入れていき1000rpm台を常用するシフトプログラムだけに尚のこと。燃費への貢献度は解ってはいるが、この回転域では振動が出てくることもあり、やはり気になる部分ではある。
気になると言えばスタートストップシステムも、再始動時のタイムラグをもどかしく感じる人は居るかもしれない。でも、これは燃費にも環境にもダイレクトに効くだけに、周囲の状況をより良く見て走るよう自分の意識を研ぎ澄ませていくことこそ賢い付き合い方だと言えるのでは?
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