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走行性能を追求したGT-Rの乗り心地は?実際の口コミをチェック【購入ガイド】

走行性能を追求したGT-Rの乗り心地は?実際の口コミをチェック

洗練されたボディや高い走行性能を持つ日産 GT-Rは、非常に高い人気を誇ります。先進的な技術が投入され、綿密に制御された4WDシステムによる加速性能は、世界のスーパーカーにも引けを取らないと言えるでしょう。

一般的に、スポーツカーは乗り心地を優先していません。それでは、GT-Rの乗り心地はそのようなものでしょうか。

この記事では、日産 GT-Rがどのような車なのかをご紹介します。オーナーレビューや中古車相場も合わせて解説するので、今後のご検討の際の参考にしてください。

GT-Rの乗り心地は意外と良い

スポーツカーはハンドリング性能や加速力が高く、反対に音が気になり乗り心地は劣ると感じている人は多いかもしれません。しかし、GT-Rはその考えを覆すような、意外性を感じる乗り心地です。ここでは、GT-Rの乗り心地を解説します。

遮音・吸音対策による静粛性の向上

GT-Rは高い静粛性が特徴です。過去のGT-Rは、停車中にもかかわらず駆動系の音がノイズとして車内に響き渡っていました。しかし、現行のGT-Rは、この音が気にならない程静かです。

これは、遮音仕様のフロントガラスを使用したことで実現しています。また、エンジン・トランスミッション・タイヤなどの室内のあらゆる位置にも遮音材・吸音材を用いたことで、遮音性を向上させました。

アイポイントが高く視界が広い

GT-Rは、アイポイントが高い点が特徴です。ヒップポイントは低いながらも、ボンネットが見える設計なので非常に運転がしやすく設計されています。スポーツカーでは難しい、広い視界を確保できる点も魅力です。

これらの設計により、快適な運転・乗り心地を実現しています。

コンフォートモード(COMF)なら街乗りもOK

GT-Rはサスペンションを電子制御により切り替えることで、より街乗りを快適に走行できる設計です。電子制御は通常のNORMALモード・上質な乗り心地のCOMFモード・スポーティな走りを楽しめるRモードの3種類があります。

COMFモードを選択すると、街中に多い道路の継ぎ目も気になることなく、心地よい走行が可能です。

GT-Rの実際の乗り心地は?ユーザーレビューを紹介

GT-Rの乗り心地を詳しく把握するには、ユーザーレビューもチェックしましょう。

使用シーンや使用条件によっても乗り心地は異なります。ここでは、高速道路走行での使用感や長距離走行での乗り心地も含めて紹介するので、参考にしてください。

高速道路での優れた安定感

みんカラに寄せられたユーザーレビューの中には、高速道路走行シーンでの優れた安定性に関する内容がありました。

『高速域での安定感は素晴らしいです。速度が上がると路面に張り付くように感じ、乗り心地もむしろ良くなる印象です』『200キロぐらいなら片手で運転できる安定感』などの評価を集めています。

また、『軽量を本気で目指したスーパーカーより高速の安定性は高いです』といった他車よりも優れるといったレビューもありました。

長距離を運転しても疲れにくい

スポーツカーは振動が多いため、長距離運転は疲れやすいのでは、と考える方もいるのではないでしょうか。

しかし、みんカラに寄せられたユーザーレビューでは、GT-Rは『若干硬めですがシートのホールド感も高く、長距離を乗ってもすごく疲れることはないです』や『ドライビングポジションがキマるので長距離運転しても疲れません。座席のホールド性も良く、運転に集中できます』などの内容もあり、シート形状の効果で長距離運転でも疲れにくいようです。

後部座席は狭い

みんカラに寄せられた後部座席の乗り心地に関するレビューでは、狭いと述べている内容が多い傾向です。

『後席に人を乗せるのは厳しいかな』や『後席は無いと思ってください』などのレビューがあります。

他にも、『荷物はたくさん積める。後部座席は小柄な人しか乗れない』といったレビューもあり、後部座席の座り心地には限界があるようです。

ロードノイズが多い

みんカラに寄せられたユーザーレビューでは、振動を感じやすくロードノイズが多いことにも触れられています。

『ロードノイズも多めで乗り心地は硬いです』や『悪くはないですが、高級スポーツセダン(BMWのMやアルピナ、AMGなど)と比べるとよりスパルタンでゴツゴツしてます』といった内容です。

しかし『ランフラットタイヤと足回りの固さでゴツゴツとした乗り心地ですが、妻が助手席に乗っても不満は言わないので大丈夫だと思います』のように、問題なく感じるケースもあるようです。

【GT-Rの乗り心地】抜群の走行性能を支える要素

GT-Rの魅力は抜群の走行性能です。ここでは、GT-Rの魅力のひとつである走行性能を支える要素を解説します。エンジン・車体設計について解説するので、参考にしてください。

GT-R専用エンジン搭載

GT-Rに搭載するエンジンは、3.8L V型6気筒ツインターボです。レーシング用に設計されたこのエンジンは、最高出力570ps・最大トルク637kgf・mを発揮します。

また、周辺機器もこだわって作られており、エンジン能力を最大限に引き出すFUJITSUBO製チタン合金製マフラーなどを搭載しました。

さらに、エンジンの組み立ては専門の職人により手作業で行われています。これは、工場でのライン生産ではできない、精度の高い調整が必要なためです。

職人の匠の技によるセッティングで、加速性能やドライブフィーリングをより向上させます。

空力を最大限に活かした設計

GT-Rは、自然の力を最大限に使うという思想の元に設計・製造が行われました。その思想は、ボディの空力性能にも活かされています。各部形状の最適化により、空気抵抗を減らすことで効率的にエンジンの性能を発揮する走行を可能にしました。

また、風洞・走行実験を何度も行い、フロントグリル&バンパー形状を最適化したことで、空気抵抗低減だけでなくダウンフォースを維持しながら冷却風量を増加させる効果も得ています。

走りと乗り心地が高次元にあるGT-Rのグレードとスペック

高い走行性能と乗り心地を備える、GT-Rのグレードとスペックをチェックしましょう。これから車を購入する場合、グレードやスペックを把握しておくことで選びやすくなります。ここでは、2022年モデルである特別仕様車も合わせて解説します。

グレードと価格一覧

GT-Rのグレードと価格は次の表のとおりです。全モデル駆動方式は4WD・ガソリンエンジンを搭載します。

■GT-Rのグレード別新車価格
Pure edition:1,082万8,400円
Black edition:1,277万2,100円
Premium edition:1,232万9,900円
Premium edition T-Spec:1,590万4,900円
Track edition engineered by NISMO:1,463万6,600円
Track edition engineered by NISMO T-spec:1,788万1,600円
(2022年12月時点の情報です)

NISSAN GT-R 2022年モデルのスペックと特徴

GT-Rの2022年モデル 特別仕様車のGT-R Premium edition T-specのスペックは次のとおりです。

全長×全幅×全高(mm):4,710×1,895×1,370
ホイールベース(mm):2,780
最低地上高(mm):110
最小回転半径(m):5.7
車両重量(kg):1,760
エンジン最高出力(kW):419
エンジン最大トルク(kgf・m):637
駆動方式:4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
WLTCモード燃費(km/L):7.8
乗員数(名):4(2+2)
前タイヤサイズ:255/40ZRF20(101Y)
後タイヤサイズ:285/35ZRF20(104Y)

T-specの名称は「時代を導くという哲学」という思想の元、時代をけん引する車であり続けるTrend Maker、しっかりと地面を捉え駆動する車両作りの考えであるTraction Masterから名づけられました。

専用の内装コーディネーションの実装、専用レイズ製アルミ鍛造ホイールの採用、T-spec専用サスペンションの実装により、軽快なハンドリングと走りを追求したモデルです。

GT-R NISMOは高性能化された最強モデル

GT-Rのグレードの中には、NISMOと呼ばれる高性能化されたモデルもあります。ここでは、GT-R NISMOのスペック・特徴・価格をご紹介するので先述したモデルとの比較の参考にしてください。

GT-R NISMOの価格とスペック

GT-R NISMOのスペックは次の表のとおりです。エンジン性能が高められ、GT-R Premium edition T-specよりも車両重量が40kg軽量化されています。

全長×全幅×全高(mm):4,690×1,895×1,370
ホイールベース(mm):2,780
最低地上高(mm):110
最小回転半径(m):5.7
車両重量(kg):1,720
エンジン最高出力(kW):441
エンジン最大トルク(kgf・m):652
駆動方式:4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
乗員数(名):4(2+2)
前タイヤサイズ:255/40ZRF20(101Y)
後タイヤサイズ:285/35ZRF20(104Y)

新車価格は2,420万円~2,464万円となります。ただし、2022年モデルのオーダーは終了しているとのことです。

形状を見直してレスポンスが向上

GT-R NISMOの変更点は、新型ターボチャージャーと形状の見直しが行われた点です。GT-R NISMOは、日産ワークスNISMOがレーシングテクノロジーを注ぎ込んで作りました。より一層ロードバージョンとして強化したグレードです。

また、ボディ形状も最新の流体・応力解析を使って見直され、出力を落とすことなくレスポンスの約20%向上に成功しました。

カーボン素材のパーツで軽量化

GT-R NISMOは各部パーツにカーボン素材を使用したことで、軽量化にも成功しています。使用されたパーツは、重心点から遠いルーフ・エンジンフード・フロントフェンダー・ブレーキです。

各部パーツのカーボン素材採用により、軽量化に成功しました。さらに、発進・停止・コーナリングの能力を高めることにも成功し、世界トップクラスの制動性能も搭載します。

乗り心地も良いGT-Rの中古車相場とは?

2022年12月時点での、GT-Rの中古車相場は490.9万円~6,950万円です。年式が新しいものや装備が充実しているもの程高額となります。また、NISMOグレードの方が高額の傾向です。

日産 NISSAN GT-Rの中古車

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