ホンダ CR-V再発進。400万円クラスのSUVを売るブランド力があるか?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:市 健治
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:市 健治
かたや1.5Lターボの3列シート仕様だが、こちらもピークパワー190ps&ピークトルク240Nmと申し分ない。出足のスッキリ感はハイブリッドに負けるが、太めの低速トルクで約1.5トン超(FF、5名乗り)のボディをグイグイ引っ張る。
肝心の2~3列目シートの居住性だが、2列目は余裕で広い。そして3列目は2列目を一番前に出した状態だと、身長176cmの小沢がそこそこ座れる。フロアが高いので若干体育館座りっぽくなるが、頭もひざも壁に当たるか当たらないかレベル。ライバルとも言える国産3列シートミニバン、マツダCX-8より若干狭いか? レベル。
ただし、CR-Vは全長4.6m台で、CX-8は4.9m台。取り回し的にはCR-Vが有利だし、スペース効率も優れているという具合。
そこで結論、新型CR-Vがヒロミ、坂上忍ばりに再び日本で人気者になれるかって…そう簡単にはいかないでしょう。
もちろんハードウェア的な魅力はかなりある。ハイブリッドはJC08モードで最良25.8km/L(FF、5名乗り)のカタログ燃費を含め、走りは素晴らしいし、7人乗り3列シートの1.5Lターボ仕様も後席のスペース効率はいい。
だが、1.5Lターボで323万円、ハイブリッドで378万円スタートの価格帯は決して安くなく、なにより今のホンダにBMW、メルセデス並みのブランドイメージ、あるいはマイルドヤンキー受けするハリアーのようなワイルド力、マツダSUVが持つデザイン力もない。
インテリアも質感は悪くないが、ホンダ独自の世界観やプレミアム性が築けているかというと疑問。300万円後半になると、北欧家具風で評価の高い「ボルボ XC40」までライバルとして浮かび上がってくるのだ。
実力はある。だが、本当はホンダ全体のブランド力でありデザイン力を付けましょう! ってハナシなのだ。今後CR-Vは実用的なカジュアルSUVではなく、プレミアムな高級SUVとして売らなければいけないのだから。
新型CR-Vの成功云々は、ハードの出来だけでは語れないものなのである。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!