独BMW、新型3シリーズツーリングを発表。ボディサイズを拡大し居住性を大幅向上
掲載 更新 carview! 写真:BMW AG
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独BMWは6月12日、フルモデルチェンジした新型「3シリーズツーリング」を発表した。
G20系3シリーズに、セダンに続く第2のボディバリエーションとしてステーションワゴン版の「3シリーズツーリング」が追加される。32年の歴史を持つ3シリーズツーリングは、先代だけで50万台以上を売り上げたスポーツワゴンの代名詞。それだけに、約7年ぶりとなる全面改良の内容には注目が集まる。
新型のディメンションは先代と比較して、それぞれ+76mm、+16mm、+8mmの拡大となる全長4709mm×全幅1827mm×全高1470mm。ホイールベースも41mm延長され2851mmとなり、室内の居住性を大幅に改善した。
大型化されたキドニーグリルなどにより迫力を増したフロントマスクはセダンと同様だが、特徴的なサイドのプレスラインはそのままテールゲートまで続き、先代比で開口部が20mm広がったリアハッチウィンドウもあいまって、アクティブなルックスを印象づけている。
ワゴンならではの使い勝手にも磨きがかかった。Dピラーが大きく寝かされたスタイリッシュな外観にもかかわらず、荷室容量は500L(先代比+5L)を確保。40:20:40の可倒式リアシートを全て倒せば1,510L(同+10L)の広大な空間が出現する。新型ではオートマチックテールゲートが全車標準となることも大きなニュースだ。また、BMWの美点であるリアウィンドウだけの開閉機構も残されている。
もちろん、前後50:50の重量配分など駆け抜ける喜びはワゴンでも不変。さらに、構造材の見直しなどによりボディ剛性が先代比25%アップしたほか、ボディサイズの拡大や装備の充実にもかかわらず-10kgの軽量化も達成している。セダン同様、減衰力を変化させるリフトリレーテッドダンパーも採用されているから、ハンドリングは期待できるだろう。
実車は6月25日から27日にかけてミュンヘンで開催中のBMWのイベント「#NEXTGen」でお披露目され、9月28日から販売開始となる予定。早期の国内導入が期待される1台となるだろう。
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