新型BMW Z4はスープラとの共同開発で驚きの操縦性と快適性を得たが、ふだん乗りでは過激すぎる面も
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
今回試乗したM40iはハイパフォーマンス部門のMが手掛けたMパフォーマンスモデル。売れ筋グレードとなる直列4気筒エンジンモデルの「20i」にはまだ触れることができていないが、基本的なシャシー性能は同様で、200万円近く安いのでお買い得感は高い。しかし、贅沢を言うならこの直列6気筒の気持ちよさは特筆レベルであり、クルマ全体の完成度ではM40iを推す。
新型Z4は格子状のグリルやダックテールのようなトランク一体型のリアウィングなど、デザインの好き嫌いはありそうだ。しかし、屋根の開閉がトランクスペースの広さに影響しないパッケージや、小さいながらもトランクスルー機構が備わり、シートの後ろに小さなハンドバック程度なら置けるスペースもあるなど、パッケージも良く考えられている。
相応の価格(835万円)なので当然と言われそうだが、3シリーズ同様にAIアシスタントを備えた次世代ボイスコントロール(BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント)などの装備も充実。内装の質感も高い。
ちなみに他のオープンモデルと比べると? と聞かれると、やはり直列6気筒エンジンと次世代インフォテイメントシステム、そして風の巻き込みがとても少ないオープン環境がZ4の特筆すべき魅力となるだろう。
さらに一歩進んでスープラと比べると、エンジンのフィーリングは互角。直列6気筒エンジンらしい、エンジンの爆発音の粒が滑らかにそろった感覚があり、高回転まで滑らかに吹け上がる様が気持ちいい。トルクは十分だし、加速も鋭いし、リアでクルマをグッと押し出す、FRらしい感覚が腰に伝わってくる特徴なども変わらない。
しかし、クローズ環境だとスープラの方が室内の残響音が気持ちいいが、Z4をオープンにすると、その刺激にはスープラは敵わないということになる。
乗り味の違いもある。スープラは剛性の高いクローズドボディなのでダイレクト感が非常に高く、操作性が良い。ハッキリ言えば、スープラの方がドイツ車的だ。対してZ4はソフトトップのボディがもたらすいなし効果や低重心効果なのか、軽快かつ機敏にクルマが動き、スープラより重いのに軽量スポーツの世界観が漂う。
電動化前のピュアエンジンモデルとしては、おそらく最後の2シーターオープンモデルとして、スポーツカー好きは要注目だろう。
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