個性派モデル目白押し インドのMSが面白い
掲載 更新 carview! 文:大田中 秀一/写真:大田中 秀一
掲載 更新 carview! 文:大田中 秀一/写真:大田中 秀一
インドらしく、500ml~1Lのペットボトル用ポケット計5つを備える。価格は、マニュアルがLXiの3.90Laks~ZXi (Optional) の4.96Laks、EZ DriveがLXiの4.29Laks~VXiの4.59Laksまで。EZ Driveにはアロイホイールが装着される最上級グレードは設定されない。
CICO (Curve In Curve Out) コンセプトの流れるようなボディデザイン、流れるようなデザインでルーミーなXPanDesignのインテリアは上級車種のようなリッチな気分が味わえると謳う先進で上級な雰囲気も売りだが、トピックは何と言ってもインド史上初投入のAuto Gear Shift(AMT)、EZ Driveだ。
オートモードとマニュアルモードを備え、マニュアルモードは引いてアップ、押してダウンの自然G同期タイプ。さすがスズキ、わかってる。これには地元メディアも相当食いついて、その仕組みについて説明員にかなりしつこく訊いていた。
AMTがインドの道路環境とドライバーの感覚にどれだけマッチングするか?がとても気になる。AMTと言えば、かなり改善されたとはいえ、レスポンスが悪い、低速域でギクシャクする、微低速が苦手などのネガティブな部分がなくなったとは言えないのが現状。しかしインド都市部での道路環境とインド人の運転スタイルはまさにこの部分のパフォーマンスが重要になる。渋滞でちびちび動く、ちょっとでも隙があれば鼻先を突っ込む、0-50mでもシフトアップしながら全速力で車間を詰める、というような環境下でEZ Shiftがどうマッチングするのか?耐久性は?など興味は尽きない。
もしインド人が満足できるAMTになっていれば、あるいはまだなってなかったとしても今後満足できるまでブラッシュアップできたら、それは世界中で受け入れられるAMTになることは間違いない。その点でも目が離せない新機構だ。発表2週間前からプレオーダーを受け付けているが、デリーでは約7割がAMTとのこと。
価格発表があり、実車に触れられるようになった今、これがどう変動するのか、納車が始まった後にこの比率がどう変わるのか、要注目だ。まずは、インドにAMTを投入したスズキの無謀な度胸(筆者感覚)に拍手を送りたい。
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