アウディS6＆S7速報 シリンダー休止機構も

アウディS6＆S7速報　シリンダー休止機構も

■シリンダー休止システムも搭載[5/6]

いかにスポーツ・モデルであっても昨今の環境重視に対応する性能は不可欠である。そこでアウディはこのSモデルにすでにS8 に採用しているシリンダー休止システム「アウディ・シリンダー・オン・ディマーンド」が装備されている。もしエンジン回転数が960～3500rpm でクーラント温度が30度以上、そしてギアポジションが3速以上の場合に2、3、5そして8番シリンダーのインテークとエグゾースト・バルブが閉じる。もちろんECUは燃料噴射と点火を休止、ファイアリングオーダー1-4-6-7、カムシャフト４回転に対して2回転で着火するV4が働きだす。なお点火シリンダーの効率は高負荷域へ移行するために向上する。

アウディはこのシステムを
1）信号停止時はシリンダー全休止（アイドルストップ）
2）加速時はターボV8
3）クルージング時はV4
まさに必要に応じたエンジンの働かせ方（オン・デマンド）と非常に上手い表現をしている。このシリンダー休止システムによってニューSシリーズの燃費は旧モデルよりも25％向上していると発表されている。