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トヨタ、シカゴショーで新型ハイランダーを初披露。国内で販売された「クルーガー」から数えて4世代目

米国トヨタは、2月8日から17日にかけて開催されるシカゴオートショーに、フルモデルチェンジした新型「ハイランダー」を出展すると発表した。

海外専売のため印象が薄いハイランダーだが、2000年に「クルーガー」の名で国内販売されたのがハイランダーの初代にあたるモデル。日本ではモデルチェンジすることなく途絶えてしまったが、海外ではスタイリッシュなミドルサイズSUVとして人気は健在で、今回シカゴに登場するのは、初代から数えて4世代目となるモデルだ。

新型はプラットフォームを新たなグローバルアーキテクチャー「TNGA-K」に刷新することで、より広く、快適かつ安全に進化。全長は先代比+60mmとされ、カーゴルームの延長によりユーティリティが高まったほか、2列目シートのスライド幅も拡大し、さらにくつろいだ移動が可能となっている。

安全面では、歩行者保護機能付きプレコリジョンシステムやロードサインアシストなどがパッケージとなった「トヨタ セーフティ センス2.0」がすべてのグレードで標準。インフォテイメントシステムも、上位グレードでは12.3インチの大型タッチスクリーンが設定され、オプションで用意される1,200WのJBLプレミアムサウンドシステムを装着すれば、ラグジュアリーSUVさながらの上質な室内空間となる。

パワーユニットはガソリンとハイブリッドの2タイプ。前者が搭載する3.5L V6は295馬力を、後者は2.5L 直4に2つのモーターの組み合わせで243馬力をそれぞれ発揮する。燃費はガソリンユニットが10.2km/L、ハイブリッドモデルが15.3km/Lと、カテゴリーの中では大柄なボディに比して優秀な値となっている。

ハイランダーに加え、トヨタは昨年のSEMAショーでアンベールした「GRスープラ」のコンセプトカー2台や、今夏デビュー予定の「RAV4」のプラグインハイブリッド(PHEV)バージョンなどもシカゴショーに持ち込む予定。厳しい寒さの中にあっても、トヨタブースはファンの熱気で盛り上がりそうだ。

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