プジョーの“今”を検証 買い時モデルを発見!
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:中野 英幸、菊池 貴之(RCZ)
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:中野 英幸、菊池 貴之(RCZ)
ジャン=ピエール・プジョー2世が鋼鉄造りに成功し、製鉄業を営みはじめたのが1810年。その頃造られていたコーヒーミルや工具といった製品には、すでにライオンマークが使われていたという。そして、アルマン・プジョーが自動車第1号「トリシクル(タイプ1)」を完成させたのは、1889年。走り続けてきた百獣の王は今、ブランド創業200周年を迎え、さらなる野望に目を光らせているように見える。
世界初の量産ディーゼルハイブリッド「3008ハイブリッド4」や、全長2.5mのEV「BB1」、2シーターEVロードスターの「EX1」、そしてユーザーへの先進サービスを提供する「MU by PEUGEOT」の構想など、すでに次の100年に向けたプジョーワールドが、生き生きと描かれているのである。
そんなプジョーで現在、日本でのエントリーモデルとして奮闘しているのが『207』だ。07年3月にハッチバックが日本デビュー後、ワゴンの「SW」、クーペ&カブリオレの「CC」とシリーズを連ね、09年10月にマイナーチェンジ。1.4リッターエンジンは姿を消したが、1.6リッター+4ATで3グレード、さらに1.6リッターターボ+6MTの「207GT」も投入され、コンフォート系からスポーツ系までそろう。
秋晴れの1日、あらためて試乗したのは1.6リッター+4ATの「207 プレミアム」。ドアを閉めた瞬間から始まる、静寂の空間がとても上質で驚いた。トランスミッションが4ATというのは、このクラスでは例えば日本車はほぼCVTだし、MINIは6ATだしと、すっかり少数派になってしまった。が、デビュー当初よりも断然なめらかで、発進から低中速を上手に操ってくれる。聞けば、その辺の調整は毎年のようにアップデートされているという。トルクのピークは4200rpmあたりとなっているが、首都高のようにカーブとアップダウンが激しい状況でも、もたつき感はない。そして、16インチのアロイホイールを履いた足元が、ガッチリと路面から離れない。基本的な足まわりの仕様は、マイチェンでも変更はなかったと言うが、当初より乗り心地もよくなっていると感じる。
また、シリーズ最後に投入された「207GT」は、パンチの効いたツインスクロールターボ付き直4エンジンを、6速MTで操れる。同じエンジンが載っているMINIは高回転型だけど、こちらはもうちょっと大人な低中速重視。だから、ひと踏み目の押し出し感が強く、すぐにエキサイトできるのが楽しい。アイシン製のミッションとも相性抜群で、日常のドライブでも満足感を高めてくれそうな、上質な操作感だ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!