ボディタイプ別売れ筋、ワゴン、ミニバン、SUVが市場を牽引

ミニバン：セレナがノアを抜く

人気が集中しているハッチバックやセダン、ワゴンに比べると、比較的粒ぞろいなのがミニバン。市場規模は5万8241台と軽を除くとハッチバックに次いで大きく、9月は25車種がエントリーするうち過半数の13車種が販売台数で1000台を超えた。人気が分散されているということだ。そんななか、唯一販売台数が1万台を超えたのが「トヨタ ヴォクシー」で、7ヶ月連続で首位を独走している。

2位には43台差という僅差で「トヨタ ノア」との接戦を制した「日産 セレナ」が入った。販売台数でセレナがノアを上回ったのは6ヶ月ぶり。日産首脳陣のガッツポーズが目に浮かぶようだ。また4位と5位には「フリード」と「ステップワゴン」が入っており、ホンダの鼻息も荒い。巷ではステップワゴンのフルモデルチェンジの噂が囁かれるようになってきたが、そろそろトヨタ＆日産を打ち破る作戦を実行するかもしれない。また10月29日にはトヨタからヴォクシー＆ノアの上級版「新型エスクァイア」が登場。こちらの動向にも注目したい。