実現間近の通信技術5Gにどうして自動車業界は及び腰なのか?
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
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自動運転と並んで期待される新技術は携帯電話の5G(第五世代移動通信システム)かもしれない。従来の4Gよりも高速大容量でデータを送り届けることができる。だが、5Gという言葉は知られていても、その実態はあまり知られていない。実は自動車業界にとって、5Gをどう使うかは具体的なアイディアがないのが実情だ。今回は自動車と5Gの関係を探ってみよう。
基本的なことから確認しよう。まず5Gのメリットは「速度・容量・レスポンス」が大幅に向上する。デメリットは専用の基地局を設置する必要があるので、その投資が問題だ。こうしたインフラ整備は企業だけでは動きにくいので、国との連携が重要となる。
5Gのパフォーマンスは現在使われている4Gの100倍~の容量を持ち、インターネットのスピードを劇的に改善する。例えば2時間の映画をダウンロードするのに、3Gでは約26時間、4Gでは6分かかるが、5Gでは3.6秒だ。スマホでストリーミングをもっと楽しめるようになるだろう。
レスポンスも大幅に改善される。4Gは0.045秒だが、5Gは0.001秒になる(1ミリセカンド)。これを超低遅延特性と呼んでいる。ほとんどリアルタイムで通信がつながっているので、遠隔操作を必要とするシステムにはうってつけだ。過疎地の医療ではロボットを使った遠隔手術も期待できる。自動運転では無人車を走らせるとき、遠隔操作で安全を担保するという研究が進んでいる。通信の遅れは問題となるが、5Gなら遠隔で緊急停止ブレーキをかけることができる。
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