Q:日本メーカーの海外生産モデルが、前年比26.8%増。好調なブランドは?
text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)A:トヨタ、ホンダ、スズキの3ブランド。
ホンダの2017年度第3四半期連結決算 予想を上方修正 利益1兆円に
トヨタは前年同月比40.6%増の1609台で全体の第4位、ホンダは同2万8625%増の1149台で第7位、スズキは同32.6%増の569台で第12位にランクインする。一方、日産は同40.2%減の1017台で第8位、三菱自動車は同23.3%減の289台で第16位と低迷。同じ国産ブランドでも明暗を分ける結果となった。
外国メーカー車 半年ぶり 前年割れ
輸入車の販売は外国メーカー車で一服感が出たようだ。日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた1月の外国メーカー車の新規登録台数は、
・「前年同月比5.1%減の1万6621台」
と6カ月ぶりにマイナスを記録。
一方、日本メーカー車含では同0.4%増の2万1254台と、6カ月連続で前年実績を上回った。登録車に占める輸入車のシェアは6.8%と、ここ最近では低めの数値にとどまる。
輸入車市場の動向についてJAIA関係者は「1月の外国メーカーの新車販売はドイツ・ブランドを中心に勢いが鈍化し、6カ月ぶりに前年実績を下回った。一方、日本メーカー車は好調に推移し、前年同月比26.8%増の4633台を記録する。牽引したのはトヨタ、ホンダ、スズキの3ブランド。トヨタはハイラックスの新規導入などの効果で前年同月比40.6%増の1609台で全体の第4位、ホンダは新型シビックや新型NSXの導入で同2万8625%増の1149台で第7位、スズキはバレーノなどの導入で同32.6%増の569台で第12位に入った。対して日産は同40.2%減の1017台で第8位、三菱自動車は同23.3%減の289台で第16位と低迷。同じ国産ブランドでも明暗がはっきりと分かれる形となった」と分析。
「価格帯別では400万円以上1000万円未満が前年同月比6.3%増、1000万円以上が同11.8%増と好セールスを記録したものの、ボリュームゾーンの400万円未満は同13.6%減と低迷した。ディーゼル車やSUVの販売は好調を維持している」と解説している。
今後の展開については「SUVモデルやディーゼル車をメインに引き合いは堅調なので、設定車種がより拡充すれば好成績をキープできる公算大。新しい環境対応車もシェアを伸ばしていくだろう。春に向けて販売キャンペーンなども精力的に行われるので、これらがどれくらい効果を上げるのかも注目点。
不安要素は株価の落ち込みなどによって景気が冷え込むこと。現状では底堅さがあるので、早い回復を期待したい」と解説した。
2018年1月「インポートカー」新規登録ランキング
車名別インポートカー新規登録台数 (乗用車、貨物、バス合計)
日本自動車輸入組合 1月からの累計台数順1位 メルセデス・ベンツ 4267台
2位 フォルクスワーゲン 2795台
3位 BMW 1989台
4位 トヨタ 1609台
5位 アウディ 1506台
6位 BMWミニ 1182台
7位 ホンダ 1149台
8位 日産 1017台
9位 ボルボ 1004台
10位 プジョー 669台
11位 ジープ 664台
12位 スズキ 569台
13位 ルノー 491台
14位 ポルシェ 490台
15位 フィアット 302台
16位 三菱 289台
17位 シトロエン 152台
18位 アバルト 148台
19位 ランドローバー 142台
20位 アルファ・ロメオ 128台
メルセデス・ベンツ 35カ月連続で首位
外国メーカー車の1月のブランド別成績では、前年同月比2.5%増の4267台の新規登録を達成したメルセデス・ベンツが35カ月連続でのトップにつく。続く第2位には同10.8%減ながら2795台を記録したフォルクスワーゲンが8カ月ぶりにランクイン。第3位には同19.5%減(1989台)でワンランクダウンしたBMWが、第4位には同8.6%減(1506台)と2カ月ぶりにマイナスに転じたアウディが入った。
ドイツ4強以外では、ラテンやアメリカのブランドの健闘が光った。プジョーが前年同月比89.0%増(669台)、ジープが同20.5%増(664台)、ルノーが同29.6%増(491台)、アバルトが同41.0%増(148台)、シボレーが同54.5%増(51台)の好セールスを達成する。また、BMWミニやランドローバーといった人気ブランドも、好成績だった前年同月と同レベルをキープした。高級スポーツカーブランドの販売も堅調。フェラーリが同51.2%増(65台)、ランボルギーニが同14.3%増(32台)、アストン マーティンが同78.6%増(25台)を成し遂げた。
年間のモデル別販売台数では、BMWミニが2年連続での首位に輝く。昨年、1988年の調査開始以来初めてトップを明け渡したフォルクスワーゲン・ゴルフは、またしても2位に甘んじることとなった。
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