■一般的となっているSUV、そもそも「SUV」ってどんな意味?
近年では、人気のジャンルとなっている「SUV」ですが、似たような表現や存在として「クロカン」というものが挙げられます。
そもそも、SUVとはどのようなモデルを指すのでしょうか。また、クロカンとの違いとはどのようなものなのでしょうか。
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最近流行りのSUVといえば、国産車ではトヨタ「ヤリスクロス」「ハリアー」「ランドクルーザー」、ホンダ「ヴェゼル」「CR-V」、日産「キックス」「エクストレイル」、マツダ「CX-30」「CX-5」、スバル「フォレスター」「XV」、三菱「アウトランダー」、スズキ「ジムニー」、ダイハツ「ロッキー」など数え切れないほどラインナップされています。
SUVとは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略称となるものの、その定義は曖昧といえ、自動車メーカーによっても異なっています。
しかし、SUVに分類されるモデルの共通点としては、セダンなどよりも最低地上高(アイポイント)が高く未舗装路などでも優れた走破性などを有するなどが挙げられ、これらの要素によって世界中で人気を博したのと同時に各社から大小さまざまなモデルが登場しています。
また、自動車メーカーによっては「クロスオーバーSUV」という呼称もあります。クロスオーバーとは「河川や境界を渡って越える」というのが由来となり、意味合いとしてはSUVと同じような形で用いられています。
では、SUVという呼び方はいつ頃から浸透し始めたのでしょうか。諸説あるものの、1960年頃に同国で人気を博した「ピックアップトラック」にシェルを被せるカスタムが1980年代に流行したことからジャンルとして確立されたといいます。
一方で、現在ではSUVジャンルのなかのひとつとして認知されている「クロカン」とは「クロスカントリービークル」の略称です。
代表な車種として、前述のランドクルーザーやジムニー、メルセデス・ベンツ「Gクラス」などが挙げられますが、これらは未舗装路や砂漠、雪上などの悪路を走行することを目的として開発されています。
多くのSUVは、普通の乗用車と同じ「モノコック構造」を採用していますが、クロカンといわれるモデルは、「ラダーフレーム」と呼ばれる強固な構造を持つといった部分で、一般的なSUVと区別することができます。
モノコックとは、ボディとシャシが一体型となった構造で、ラダーフレームはシャシの上にボディを乗せた構造という違いがあります。
また、悪路走破性においては、モノコック構造でもさまざまな電子デバイスなど進化により、かつてより信頼性が高まっていますが、より本格的な場面や耐久性を求める状況では、ラダーフレームのほうが優れています。
近年のSUVについて、自動車メーカー関係者は次のように話します。
「どのメーカーもセダンやミニバンなどと同じようにSUVをひとつのジャンルとして認識していますし、逆に『SUV』という部分を強調した販売・広告戦略や、企画を展開しています。
日本でのSUVは、かつてのオンロードSUVというシティーユースメインから、アウトドアなどでも使える使い勝手の良さや悪路走破性を持つ、まさにユーティリティを特徴としたモデルが多くなっています。
また、デザイン的にもかつてのオフロード感やタフさを出すために樹脂製バンパーやフェンダーモールを加飾するなど、アクティブなイメージを打ち出すモデルが多いです。
そのため、『クロスオーバーSUVだから、クロカンだから』という区別する声は昔ほどなく、大きな意味でのSUVから細分化して性能なのか、デザインなのかで分かれている感じになっていると思います。」
※ ※ ※
ひと言でSUVといっても、乗用車ベースのSUV(クロスオーバー)や、本格的な悪路走破性を重視したクロカンと大きくふたつに分けることができ、どちらも自動車メーカーではSUVとして販売しています。
また、最近ではコンパクトカーやミニバンにおいて、流行りのアウトドアニーズに対応したSUV風モデルも存在し、代表例としてホンダ「フィット」や「フリード」のクロスターグレードや、スズキ「スペーシアギア」が国内でラインナップ。
海外では、ミニバンとしてトヨタ「シエンタクロスオーバー」や三菱「エクスパンダークロス」なども存在します。
このように、いまやSUVという言葉は、何かを定義するというよりは、自動車業界におけるトレンドともいえる幅広い意味で使われることもあるのです。
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みんなのコメント
SUVはカテゴリー的にこれという共通の方向性がないから
開発する上では縛りなく各社色んな方向の開発ができる。
故に高性能もあれば駄作も多い。