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韓国生まれのピュアEV ヒョンデ「アイオニック5」試乗 侮れない出来栄え

斬新さとオーセンティックが見事に同居

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ヒュンダイ改めヒョンデのピュアEV「アイオニック5」、まずはエクステリアデザインが素晴らしい。

「せっかくEVという“新しい乗り物”に乗るのだから、そのデザインも“新しいもの”であってほしい」とは、ほとんどの人が思うところだろう。だがそこは筆者を含めた素人の悲しさで、「じゃあ具体的にはどんなエクステリアデザインがいいのよ?」と問われれば、うまく答えられない。

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しかしヒョンデは「まぁこんな感じでしょ?」と言わんばかりに、「斬新さ」と「オーセンティック」が見事に同居した「2020年代前半のピュアEVのあるべき姿」を提案してきたように思う。ううむ、映画や音楽、デザインなどのソフト”に関する分野では、やはり我がジャパンはコリアに大きく遅れを取ってしまったのか?

BEVのハードウェアに関しては、我がジャパンがコリアに大きく遅れを取っているとは思わないが、我がジャパンが圧倒的に勝っているとも思わない。

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「韓国だから」などと言っている場合ではない

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システム最高出力305psをマークするアイオニック5ラウンジAWDの走りは超絶強烈にして上質で、乗り心地とハンドリング性能にも何ら不満なし。強いていえば、高速道路の目地段差を越える際の“いなし方”がもう少し上質であってほしいとは思ったが、この種のBEVとしては比較的安価な車両プライスから考えれば「許容範囲内」とするべきであろう。また実際に筆者は試乗中、ほぼ許容していた。それは「強いていえば」ぐらいのものでしかなかったのだ。

短時間の試乗であったため、「実際の一充電航続距離はどうなんだ?」的なことには言及できない。だがヒュンダイ改めヒョンデのアイオニック5ラウンジAWDというEVのSUVは、「自分は韓国、あんまり好きじゃないから」などの理由で無駄に敬遠するべきではない一台であり、「ヒョンデwww、安物乙www」などと、知りもしないまま“下”に見る愚をおかしてはいけないSUVであることだけは間違いない。

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まぁ再び強いていえば、インテリアデザインはもっとエクステリア並みにぶっ飛ばしたデザインにするべきだったと思うし(現状のインテリアデザインは、悪くはないが、いささか中途半端だ)、現代自動車の「H」を形どった昔からのバッジは、アイオニック5の洒落た造形に合っていないように思う。

だがいずれにせよ筆者は、さすがに「韓国人の顔になりたい!」と言っているジャパンの女子高校生ほどではないが、再び上陸したヒョンデの車に興味津々である。

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