オーリス120T、G's、86。トヨタ車の走りが最近変化した?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
デザイン、燃費、価格の三種の神器が揃えば売れる風潮があるが、やはりクルマは走ってナンボ。楽しさ、快適性、気持ちよさ、心地よさなど、乗り味も大事だと考える人は、この試乗記に注目だ。トヨタは今まで以上に走りの価値に注力しつつあり、今回の4台はその好例なのだ。早速、千葉県は袖ヶ浦サーキットの試乗会から紹介していこう。
トップバッターは、オーリスのマイナーチェンジに合わせて設定された新グレードの「120T」。注目はトヨタブランンドとして初搭載となる直噴ターボ・ガソリンエンジン、通称ダウンサイジングエンジンを心臓としていることだ。
欧州市場では新世代のガソリンエンジンとしてすでに定番で、日本市場に入ってくる欧州車を見ても、ノンターボエンジンを探すのが難しいほど市民権を得ている。小さなエンジンでも直噴ターボ化すると低回転トルクが太り、効率よく走らせることができる。オーリス 120Tで言えば、アクセルの踏み込みが少ないときには1.2Lエンジンの燃費を、アクセルを踏んだときは最大トルク185Nmという2Lエンジン並の加速力を得られると理解しておけばいいだろう。
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