911海外試乗記 第3弾 電動ステア&7MTは?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
サンタバーバラの海辺のホテルから走り出して最初に感じたのは、乗り心地が好くなったことだ。ホイールベースが100mm伸びたことが効いて、911にありがちだったノーズの上下動、いわゆるピッチングが格段に少なくなったのだが、しかし変化はそれだけではなく、乗り心地全体の感触が一段とスムーズになっている印象をうけた。ポルシェのエンジニアによれば、それは電子制御ダンパー、PASMのセンサーを997の2個から倍の4個に増やしたことが効いているのだという。なるほど、キメ細かいことをやっている。
もうひとつの大きな注目ポイントは、油圧式から電動式にパワーアシストの方式が変わったステアリングで、果たしてこれまでと同様のステアフィールが得られるかどうか、心配する向きも少なくなかったはずだ。ところがである。ステアリング切り始めのパワーアシストの立ち上がりから、切り込んだときの手応え、それに操舵中の路面感覚の伝達ともすこぶるナチュラルかつ正確で、感触は997の油圧ステアリングに遜色ないものだった。
10月にヴァイザッハのテストコースで991を助手席体験をした際、運転していたエンジニアに「パワーステアリングのフィールは?」と尋ねたら、彼からは「ベリーグッド!」という回答が返ってきたが、あれはウソでもオーバーでもなかったんだと納得した次第。つまり、油圧か電動かというアシスト形式の違いは大した問題ではなく、要はどういうステアフィールを実現するかが重要なのだという、当たり前の事実が立証されたわけだ。
では、PDKの3ペダル版として開発されたZF製の新しい7段MTはどうか。4速から7速へのミスシフトを防ぐロックが備わるという機構的な特徴に加えて、シフトストロークが短くて作動も軽いから、かなり心地好いギアシフトが愉しめる。つまりこれ、マニュアル派には自信を持ってオススメできる逸品だといえる。
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