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新型エクスプローラー、何から何まで大改造!

モノコックボディのポジとネガ

では、シティ派となってしまった新型エクスプローラーにタフな要素はないのか。そんなことを考えながら、年の瀬迫る12月にサンディエゴで行われた国際試乗会に参加した。すると、その日のプレゼンテーションではクルーザーを牽引するトーイングの写真やオフロードコースのプログラムがしっかり入っていた。どうやら彼らとしてもラダーフレームをやめたことのネガティブさを払拭したかったようだ。というか、我々自動車メディアからの質問に無言で答えたといってもいいだろう。

モノコックになったことで乗り心地は明らかによくなった。それはほんの少し走り出してしまえば感じることができる。極端な振動や微妙なバイブレーションは減り、ゆったりした気分でステアリングを握れる。それにボディ自体が堅牢になったことでクルマ全体の動きにメリハリが出た。

ハンドリング面でもこれは大きくポジティブに働いている。サンディエゴ周辺のインターステートを走っているとSUVをドライブしているという感覚は薄れ、CUVやパッセンジャーカーのステアリングを握っているのと錯覚してしまったほどだ。

ところで、今回スリーサイズは大きくなり、全長は5メートルを超えることとなった。それは極端にホイールベースが伸びたことではなく、FFパッケージとなったことで前のオーバーハングが必要となったからだ。日本ではこのボディサイズに少々抵抗があるかもしれないが、3列目を含め室内の広さは申し分ない仕上がりである。

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