新型レガシィB4に試乗! …本質は変わらない
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
世の中的に「大きくなった」という声が聞こえ、賛否両論渦巻く新型レガシィ。ただ実際にスリーサイズを分析すると「意外にそうでもない」ことが判ると同時に、大きく見える理由は「ここか!」という結論に至る。まず最もフォーカスされやすい全幅についてだが、僕は新型レガシィではむしろ、全幅を1800mm以下に抑えることができたことを評価すべきでは? と思うのだ。
事実レガシィB4が属すDセグメントのセダンを見れば、新型の全幅1780mm(先代比+50mm)はむしろ平均的な数値。輸入車ではメルセデスのCクラスが1770mmである以外は、BMW・3シリーズが1800mm、アウディA4が1825mmといった具合だ。国産車では、日産スカイラインが1770mm、トヨタ・マークXが1775mmと大差ないレベルにある。しかもひとつ下のCセグメントで見てもVWゴルフVIは1790mm。つまり決してレガシィだけが幅広なのではない、と判る。
では全長は? 4730mm(先代比+95mm)という数値は、Cクラスや3シリーズより長い。だがスカイラインよりは短く、マークXとは同じだ。ならば…そう、大きく思える理由は全高。新型レガシィの1505mm(先代比+80mm)という全高は、ライバルたちと比べると40~65mmも高い。これが大きく見える理由だろう。この差は運転時に大きさを感じる要素にはほぼ成り得ないが、見た目においては確かに大きいと思える要素にはなる。理屈は簡単。頂上を1505mmに設定すれば、フォルムはあらゆる部分で他より一段高めとなる。また比較対象の問題もある。先代レガシィは全高が1425mmとこのクラスでは相当に低く、それがゆえに新型と比較するとフォルムは大きく変わった、といえるからだ。
加えてデザインは、歴史と伝統を守った部分と、革新していく部分の両面を備えるため、人によっては激変の感を抱かなくもないだろう。だが、少なくとも以前より存在感が増したのは確かで、日本はともかく欧米ではこれまでのように埋没する危惧はない、と思えた。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
走るファーストクラス【レクサス LM500h エグゼクティブ】
GAINER TANAX Zが岡山で待望のシェイクダウン。ドライバーふたりもポテンシャルに手ごたえ
もう[ハリアー]超えやん!! 日本の[ヤリス]にも採用してよ!! 欧州仕様のエアコン機能が神すぎる
中上貴晶が語るテストチームとのズレ。ホンダRC213Vの現状は「問題が多過ぎる。データ解析しても表れない」
いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?
プリウスオーナーにおすすめ!鋭角のフロントガラスにフィットする内窓専用ワイパー カーメイト
ジープ 限定車「コマンダー オーバーランド」発売 ブラウン内装がプレミアムな室内空間を演出
レンジローバーイヴォーク 2025年モデル受注開始!PHEV車を中心に価格を見直し
ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!
昭和世代じゃなくてもグッとくる!? ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う