省燃費タイヤEP100登場 BSもエコ戦線に参入か!?
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡/写真:中野 英幸
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ブリヂストンから超エコタイヤ『エコピアEP100』が発表された。同社のBスタイルEXにくらべ、転がり抵抗を30%低減しているという。クルマの生産、流通、製品、廃棄というサイクルの中で、もっともCO2の排出が大きいのは、製品となったクルマが“走る”ことで出す排気ガスだ。当たり前といえばそのとおりだが、そのCO2の排出量をタイヤメーカーという立場から、エコタイヤによって削減しようと言うのがエコピアの開発コンセプトである。
もちろんブリヂストンのエコへの取り組みは、エコピアだけでなく、レグノシリーズから、プレイズ、スニーカーにまで及んではいる。ただ従来、ブリヂストンではエコを全面には押し出してきていない。というのも、ブリヂストンの気風として「環境への対応はメーカーが受け持つ仕事」という考え方があり、エコに特化するのではなく、ウエットグリップ性能やウエットでの操縦安定性と両立させながら製品をリリースするというやり方を取ってきたからだ。
とはいえ、実はエコピア・ブランドとしてはすでにトラック・バス及び小型トラック用として従来比で転がり抵抗20~30%低減するタイヤを発売済み。ではなぜ今、乗用車用エコピアを発売するのか? これは私見だが、他のメーカーがやはりこの次期にスーパーエコタイヤを発売するのと同じタイミングであり、それは京都議定書に始まるCO2削減への取り組み、環境サミットといえる洞爺湖サミットの開催といったタイミングに、BSも含めた各社が合わせてきている、ということなのだろう。
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