キーワードは温度対応。アイスガードを試す!
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡/写真:横浜ゴム株式会社
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凍結路面から、圧雪、シャーベット路、ウエットおよびドライ路面と、温度変化によってめまぐるしく変わるグリップ状況。ヨコハマ・アイスガードの開発コンセプトは、そうした“温度変化に対応した性能”を作り出すこと。新発売となった「アイスガード・トリプル」は、トリプル吸水ゴムと、トリプルデザインによって温度対応性能の大幅な向上を目指した。
キーテクノロジーとなるトリプル吸水ゴムは、小粒子化し約3倍に増量したマイクロ吸水バルーンと、吸水カーボンII、それに吸水ハニカムシリカを採用することで吸水性能の大幅アップを図っている。さらにしなやかさと強靭さを備えた高密度ゴム補強構造、ミクロの密着性を発揮するブラックポリマー、コンパウンドブロックの土台を高剛性ゴムで支える2層トレッドゴムなどの技術が盛り込まれている。
トレッドデザインは、4本のストレートグルーブを基調にしたデザインで、中央3列をセンターリブセクションとして機能するように設計し、直進性やステアリング応答性を向上。また、ピラミッドサイプを3段の立体構造にすることで倒れ込みを抑制するとともに、サイプの長さを3割アップしてエッジ成分を増している。さらに、シャーベット路の排雪性を高める新シャーベットグルーブ(横溝)を採用するなど、氷雪路からシャーベット、ウエットまで対応したトレッドデザインとなっている。
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