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A5にカブリオレ登場!ソフトトップの優美な姿

リトラクタブルハードトップは考慮せず

ブランド創設から今年でちょうど100年を迎えるというアウディは、世界的な自動車不況の中で、唯一気を吐く存在と言える。販売台数は実に13年連続で伸び続け、遂に昨年には100万台の大台を突破。ここ日本でも前年比プラスという好結果を叩き出してみせた。

そんな勢いの源泉となっているのが積極的なニューモデル攻勢である。彼らは今年も、その手綱を緩めるつもりは無いらしい。そんなアウディの最新作が、A5(&S5)カブリオレである。

A5カブリオレとは一体どんなクルマなのか。それはあれこれ御託を並べる前に、写真を見ていただいた方が手っ取り早く伝わるはずだ。そのスタイリングの何とエレガントで、何と先鋭的なことだろう?

そもそもA5のスタイリングは、クラシカルなクーペのフォルムの中に、たとえばクワトロならではの4輪が大地を蹴り上げる様をイメージさせるウエストラインなど、機能性を巧みに織り込んだ、現代のクーペの中でも指折りの美しさを誇る。

そのルーフをソフトトップに置き換えた姿は、持ち前のエレガンスに更に磨きがかかったという印象だ。流麗なラインにLEDライトなどのサイバーなディテール、そして布製ルーフとスチール製ボディのコントラスト。プロポーションも実に均整が取れている。

開発陣によれば「リトラクタブルハードトップの採用は、開発の初期段階からまったく考慮しませんでした」という。そして「美しさが重要なプレミアムブランドのオープンカーには向きませんから」とも。発言の端々から感じられるのはBMW3シリーズへの対抗意識だが、いずれにせよその美しさには異論を挟む余地は無い。

もし、写真を見て気に入ってしまったなら、ここから先の文章は読み飛ばして写真だけ眺めていただいても結構。それぐらいの力が、A5カブリオレのスタイリングにはある。

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