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新型アウディQ3が欧州で受注開始 日本円で約432万円から

独アウディは11月8日、10月のパリ・モーターショーでワールドプレミアしたコンパクトSUV、新型「Q3」の欧州での受注を開始した。

7年ぶりのフルモデルチェンジで2代目へと進化したQ3は、全長4,484mm(+99mm)×全幅1,849mm(+19mm)×全高1,585mm(-30mm)と先代より縦横方向に大型化。快適性を求める声に応え室内スペースを拡大するとともに、前後調整式のリアシートやフロア高を調整できる荷室もあいまって、ラゲッジスペースは5名乗車時で530リッター(後席格納時:1,525リッター)を確保した。

一方で、全高は先代より低められており、弟分の「Q2」が誕生しボトムレンジのサイズ制約から解き放たれたことで、実用性を確保しつつスポーティなスタイリングを実現した格好だ。

ローンチに際して用意されるグレードは、エントリーレベルから順に「Q3 35 TFSI」と「Q3 35 TDI」の2種類。パワーユニットはTFSIが150馬力/250Nmの1.5リッターガソリン、TDIが150馬力/340Nmの2.0リッターディーゼルとなる。標準で組み合わされるトランスミッションは、前者が6MT、後者が7速Sトロニックだ。駆動方式は両グレードともFFとなるが、AWDモデルもいずれ加わるだろう。

また、全グレードで標準装備となるデジタルメータークラスターやタッチパネル式のコントロールディスプレイなど一歩進んだハイテク装備と、Qシリーズの兄貴分譲りとなる充実したドライビングアシストシステムも新型のアピールポイント。

世界的に人気の高いプレミアムコンパクトSUVには、メルセデス・ベンツGLC、ランドローバー・イヴォークなど強力なライバルがひしめくが、新型Q3はスタイリングやテクノロジーを顧客に訴求していく構えだ。

生産はハンガリー工場で行われ、ドイツ本国価格は33,700ユーロ(約432万円)からスタートとなる。日本でもファン層が厚いプレミアムコンパクトSUVだけに日本導入を楽しみに待ちたい。

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