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トヨタ、TRDが手がけたオフロードコンプリートカー3台を披露

トヨタ自動車は、2月8日より開催中のシカゴオートショーで同社のSUV/ピックアップをベースにTRDがカスタマイズを施したTRD PROシリーズの最新作を披露した。出展されたのはタンドラ、4ランナー、タコマのTRD Proシリーズだ。

TRD Proシリーズは2014年より北米で展開されているオフロード系のカスタマイズモデル。TRDがレースやオフロードで培ったノウハウを市販モデル用にアレンジしたパーツ群が装着される。今回発表されたのは2019モデルとして今年秋にリリース予定の最新作で、各モデルにスーパーホワイト、ミッドナイトブラックメタリック、ブードゥーブルーの3色が設定される。

3モデルに共通するのは、TRD Pro用に専用設計されたFoxダンパーが装着されること。2.5インチのアルミ筒体を持つFoxダンパーは、一般路の走行から高速のダート走行、低速のロック走行までを考慮したセッティングが施されているとのこと。オフロードダンパーの多くが別体式タンクを持つのに対し、Foxのそれは単筒式で十分なダンピング性能とコンパクト設計を実現しているのが特徴となる。

リアに組み合わされるスプリングは、タンドラおよびタコマはオフロード用のセッティングが施されたリーフスプリング、4ランナーにはコイルスプリングが組み合わされる。

足回りは、タンドラにはBBS製の鍛造アルミホイールにP275/65R18サイズのタイヤが組み合わされる。4ランナーは17インチのTRDマットブラックホイールにP265/70R17サイズのオールテレーンタイヤが、タコマには16インチのTRD ProブラックホイールにP265/70R16サイズのオールテレーンタイヤを装着するという具合にモデルごとに異なる個性を持つ。

このほかエクステリアは各モデルともTRD製のフロントスキッドプレートやTRDエキゾーストシステムなどにより、タフな雰囲気が高められている。タコマにはさらにデザートタイプのエアインテークが用意され、過酷なオフロードにおける吸気性能が追求されている。

なお生産はタンドラはテキサス工場、4ランナーは日本の田原工場、タコマはカリフォルニア工場で行われ、いずれのモデルもトヨタ純正保証付きで販売される。

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