新型ダイハツ ブーン/トヨタ パッソ発売。得意の2フェイスと28.0km/Lの低燃費
掲載 更新 carview! 写真:ダイハツ工業、トヨタ自動車、編集部
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ダイハツとトヨタは4月12日、5ドアハッチバックのコンパクトカー「ブーン(ダイハツ)/パッソ(トヨタ)」をフルモデルチェンジして発売した。「街乗りスマート・コンパクト」をコンセプトとする新型ブーン/パッソは、ダイハツが持つ低燃費技術やパッケージングなどの軽自動車のノウハウを採りこみ大幅に進化させたという。
エクステリアはダイハツが軽自動車で得意とする2フェイスで展開。全体にシンプルで落ち着きのあるブーン/パッソにたいして、新設定のブーンシルク/パッソモーダはグリル形状や各所の加飾などで「スマートかつ上質」なデザインとした。
ボディサイズは全長3650×全幅1665×全高1525mmで、全長・全幅は先代と同じサイズを維持しながら、ホイールベースの延長やリヤシートの後方配置などにより室内空間を拡大。前後乗員間距離は先代比+75mmを確保し、クラストップの940mmを実現した。
搭載される1L 直列3気筒エンジンには、ダイハツが軽自動車開発で培った「e:Sテクノロジー(Energy Saving Technology)」を新型ブーン/パッソに展開。ミライースに採用のデュアルインジェクターに加え、軽を含めて初採用となる吸気ポートのデュアルポート化により高タンブル化かつ吸気効率を向上。さらにピストン形状の最適化による高圧縮比化や、EGRシステムの改良などにより、ガソリンエンジン登録車トップの低燃費、28.0km/L(FF車)を実現している。
サイドアウターパネルの全面厚板ハイテン化を行い、構造断点を無くすことによって骨格全体で力を受け止める高剛性ボディへ改良。軽量な樹脂パーツを適材適所に採用し、アンダーボディにも補強を行うことで、高剛性化を図りながら車両重量は従来レベルを維持している(FF車:910kg)。
前後サスペンションもアンダーボディの補強に合わせて改良。スタビライザーの採用などにより、街乗りでのフラットな乗り心地や安心感のある走り、低速域では凸凹通過時のピッチング、バウンシングの収まりの良さ、高速域ではコーナリング時や車線変更時のロール、ふらつき抑制を考慮して最適化したという。
安心・安全技術は「ムーヴ」「キャスト」などに採用のスマートアシストIIを採用。衝突回避支援ブレーキ(対車両)、衝突警報(対車両・対歩行者)、車線逸脱警報、誤発進抑制制御(前・後)、先行車発進お知らせ、などを装備する。
価格は、ブーンが115万200円(X・FF)~164万2680円(X GパッケージSAII・4WD)、ブーンシルクが143万1000円(FF)~185万3280円(GパッケージSAII・4WD)。パッソが115万200円(X・FF)~162万円(X Gパッケージ・4WD)、パッソモーダが143万1000円(FF)~183万600円(Gパッケージ・4WD)。
※写真はパッソ発表会の模様
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