新型Sクラス、日本登場 次世代デザインに注目
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
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8月23日、メルセデス・ベンツ日本は8年振りにフルモデルチェンジを果たした最高級セダン「Sクラス」を発表した。価格は「S400 HYBRID」(1090万円)、「S400 HYBRID エクスクルーシブ」(1270万円)、「S550 long」(1545万円)、「S63AMG long」(2340万円)、「S63AMG 4MATIC long」(2340万円)。各グレードとも従来モデルから据え置きかほぼ同等の価格を実現したという。予約注文は10月1日~、納車は11月上旬~開始される。
また、専用のフルレザー仕様やエグゼクティブシート、リアセーフティパッケージ、内外装にAMGパーツを組み合わせた限定280台の特別仕様車「S550 long Edition 1」(1750万円)も10月1日~発売する。
新型Sクラスの最大のトピックは、ミリ波レーダーとステレオマルチパーパスカメラの情報を統合して、人間の脳のように即座に最適な判断を下すドライバー支援システム「インテリジェントドライブ」だ。
これにより、最大15m前方の路面の凹凸をスキャンして、ダンパー制御でフラットな乗り心地を保つ世界初のサスペンション「マジックボディコントロール」の設定や、ミリ波レーダーとステレオカメラを併用して、歩行者はもちろん、前方を横切ったり合流してくる車両の危険も検知し、カーブではコーナーに合わせてステアリングアシストも行う「レーダーセーフティパッケージ」を装備した。
インテリアでは、バックレストに内蔵した14個のエアクッションによるマッサージ機能と温熱機能を組み合わせた世界初のホットストーン式マッサージや、空気清浄機能とパフュームアトマイザー機能を持つエアコンディショナーを設定。夜間に7つの色と5段階の明るさの光の帯で室内を照らす「マルチカラーアンビエントライト」も装備する。後席シートベルトには「SRSベルトバック」も設定した。
また、ショーファーパッケージは助手席側後席に43.5度までリクライニング可能なエグゼクティブシートを装備する。
「S400 HYBRID」は3.5L V6 BlueDIRECTエンジン(360ps/250Nm)に小型軽量リチウムイオン電池を組み合わせ、欧州参考燃費で15.9km/Lをマークするハイブリッド。「S550 long」には455ps/700Nmを発生する4.7L V8ツインターボ BlueDIRECTエンジン。AMGモデルには585ps/900Nmを発生する5.5L V8ツインターボエンジンを搭載。4WDモデルの「S63AMG 4MATIC long」は0-100km/h=4.0秒を叩き出す。
エクステリアは大型のグリルやフルLEDヘッドランプ、なだらかに下がるリアビューなどが特徴。一方、インテリアはさらに独創的で、メルセデスの次世代基準を感じさせる一体感のある近未来的なデザインとなっている。
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