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新型ゴルフが日本上陸 エントリーは249万円~

7世代目となる新型ゴルフ(ゴルフ7)がいよいよ日本に上陸した。新型ゴルフは、次世代プラットフォーム「MQB」による軽量化や新設計エンジンを採用し、歴代ゴルフ最高の低燃費21.0km/Lを実現。また最新の衝突軽減ブレーキを全車に標準装備とするなど、安全性能もクラス最高レベルに引き上げられた。しかも、エントリーグレード「TSI トレンドライン」の価格は、従来モデルから8万円安い249万円~という驚きの設定だ。それでは、輸入コンパクトの大本命を紹介していこう。

■不変のデザインと新たな解釈

新型ゴルフのボディサイズは、全長4265mm(従来比+55mm)×全幅1800mm(同+10mm)×全高1460mm(同-25mm)。水平ラインを強調したフロントマスクや太いCピラーなど、ひと目でゴルフと分かる特徴はそのままだが、フロントタイヤを従来より40mm前方に配したことでフロントオーバーハングが短縮され、キャビンが相対的に後ろに寄った新しいスタイルを確立している。

インテリアでは、センターコンソールをドライバー側に少し傾けたデザインを採用。ゴルフでは初となる電動パーキングブレーキの採用もトピックだ。またホイールベースが60mm伸びたことで、後席のゆとりやラゲッジ容量が増している。

■ゴルフ史上最高の低燃費

ダウンサイジングエンジンの先陣を切ったTSIエンジンも刷新された。まず1.2リッターTSI(直噴ターボ)エンジンは、従来のSOHCからDOHCにメカニズムを変更。105ps/175Nmという数値こそ変わらないが、最大トルクの発生回転数は100rpm低い1400rpmとなって、より扱いやすい性格を得ている。

もうひとつの1.4リッターTSIエンジンは、従来のツインチャージャー(ターボ+スーパーチャージャー)からシングルチャージャーに変更。目玉は、気筒休止システム「アクティブシリンダーマネジメントシステム(ACT)」の新採用で、負荷の少ない運転時は4気筒のうち2気筒が休止して、効率をさらに高めている。

いずれのエンジンも、デュアルクラッチの7速DSGとの組み合わせ。アイドルストップとブレーキエネルギー回生システムも採用される。結果、JC08モード燃費は、1.2リッターTSIエンジン車で21.0km/L、1.4リッターTSIエンジン車で19.9km/Lを実現し、全車がエコカー減税(100%減税)の対象となっている。

■充実の安全デバイスと超戦略的な価格

安全装備の充実ぶりも特筆に値する。クラス最高となる9つのエアバッグ(フロント/サイド/ニー/カーテン)やESPをはじめ、「up!」で好評のシティエマージェンシーブレーキを進化させた衝突軽減ブレーキ「フロント・アシスト・プラス」を全車に標準装備。また全車速追従機能付きクルーズコントロール(ACC)やレーンキープアシストシステムなどが、グレードにより標準またはオプションで用意される。

用意される3つのグレードと価格は以下。1.2リッターTSIエンジンを搭載するエントリーグレードの「TSIトレンドライン」が249万円。TSIトレンドラインにフロントフォグランプや16インチアルミホイール、ACC、リヤビューカメラなどを追加した「TSIコンフォートライン」が269万円。1.4リッターTSIエンジン+「TSIコンフォートライン」の装備に加え、17インチアルミホイールやデュアルエキゾーストパイプ、アルカンターラ&ファブリックのスポーツシート、レーンキープアシストシステムなどが標準装備となる最上級グレード「TSIハイライン」が299万円。それぞれ先代モデルから8万円/6万円/13万円安い設定とされた。新型ゴルフは、6月25日より全国のVW正規ディーラーで販売がスタートする。

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