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新型メガーヌ、5ドアハッチがデビュー!

5ドアハッチバックの新型メガーヌがデビュー。日本ではひと足先に3ドアクーペの高性能版「メガーヌ ルノー・スポール(RS)」が発売されているが、そのベースモデルが満を持して送り出された。グレード構成はシンプルで、フレンチタッチの明るい内装が特徴の「プレミアムライン(268万円、写真17~27)」と、スポーティグレードの「GTライン(275万円、写真01~14)」という2グレードからの選択になる。

■先代とは異なるデザインで“推進力”を表現

メガーヌといえば、やはり独創的なデザインが大きな特徴。先代モデル(写真29~32)は直立したリアガラスが象徴するように直線基調のエッジが効いたデザインだったが、新型は滑らかな曲線と伸びやかなプレスラインで形作られ、先代モデルに比べるとやや落ち着いた印象だ。とはいえ、「推進力を感じさせる」というコンセプトはデザインが変わっても見事に継承されている。

ボディサイズは、全長4325mm(先代比+85)×全幅1810mm(同+35)、全高1470mm(同+10)、ホイールベース2640mm(同+15)で、先代モデルから一回り大きくなった。また外装パネルの隙間を狭くし、内装素材の見た目や手触りを入念に吟味するなど、質感が大きく引き上げられているのも特徴だ。

その内外装は、グレード毎のキャラクターに合わせて明確に色分けされている。まず「プレミアムライン」の内装は明るいベージュを基調とし、デジタルのスピードメーターとアナログのタコメーターを組み合わせた新採用のメーターパネルが奢られる。一方、「GTライン」の内装はダークカーボンを基調とし、スポーツシートやメガーヌRSと同タイプのアナログメーターが装備されている。外装はフロントフォグランプのシルバーフィニッシャーやリアディフューザー、ボディ同色のリアバンパーを採用するなど、スポーティな走りを予感させる仕上げだ。シートは両グレードともにファブリック×レザーのコンビ。ラゲッジ容量は372リッター(VDA方式)。電動パーキングブレーキの採用も新しい。

■最新世代のトランスミッションで走りも一新

パワートレーンで注目は、先代の4ATから最新世代のCVTへと刷新されたトランスミッションだ。このCVTには6速マニュアルモードも備わり、ルノー日産アライアンスが共同開発した2.0リッターM4Rエンジン(140ps/195Nm)のパフォーマンスを存分に引き出すことができる。また2000rpmという低回転域から最大トルクの87%を発生するなど、日常使いからスポーティ走行まで、あらゆるシーンで扱いやすい味付けだ。

サスペンションはその形式こそ先代モデルと同じく前がマクファーソンストラット、後がトレーリングアームだが、より高剛性に、より軽量に設計されている。タイヤ&アルミホイールは「プレミアムライン」が16インチ、「GTライン」が17インチ。GTラインのシャシーはルノー・スポールによるもので、スプリングレートや前後ダンパーの減衰力が高められ、全高も12mmローダウンされている。

安全装備も充実しており、ABSやESP(横滑り防止装置)、EBD(電子制御駆動力配分システム)、合計6つのエアバッグ、ステアリングを切る方向に光軸が動くディレクショナル・バイキセノンヘッドランプなどが、両グレードに標準で備わる。

■夏には「ウインド」も投入!

今年1月から4月の販売実績が前年比104%と順調に推移しているルノー・ジャポン。イメージリーダーであるメガーヌRSの販売も好調で、現在は納車まで3~4ヵ月待ちという人気ぶりだそう。さらに夏には、昨年ルーテシアに限定で設定された“ゴルディーニ”バージョンをトゥインゴに今度はカタログモデルとして設定するほか、小型2座クーペロードスターの「ウインド」を発売することも明言された。

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