新型ラクティス登場! 燃費&使い勝手アップ
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
ラクティスが5年ぶりにフルモデルチェンジを受けた。この1台で多様なニーズを満たす、コンパクトカーの概念を変えるクルマを目指したという新型を写真で詳解。
まずエクステリアは伸びやかなワンモーションシルエットを採用。さらにタイヤを四隅いっぱいに張り出すことで踏ん張り感を強調した。グリルとバンパー部分をフードから中央にせり出させた立体感のあるデザインで存在感をアピールする。ボディカラーは新色のサテンブルーマイカメタリックを含め全8種類が揃う。
ボディサイズは全長3995mm(先代比+40mm)×全幅1695mm(同±0mm)×全高1585mm(同-55mm)、ホイールベースは2550mm(同±0mm)で、最小回転半径は先代と同じ4.9m。
インテリアは、水平基調の上下2段構成のインパネで室内空間の広がりを演出し、さらにインパネメーターフードから繋がるセンタークラスターにインパネシフトを組み合わせてコクピット感を表現。またシボ加工やシルバー加飾により質感を高めている。
ラゲッジルーム側面のレバーを引くと、リアシートの座面が前方に沈み込んだ後に背もたれが倒れる6:4分割チルトダウン機構を2WD車に採用。4WD車には6:4分割ダブルフォールディング式を採用した。さらに荷室長を拡大したことでラゲッジ容量は429リッター(5名乗車時)とクラス最大級になり、開口部も高さ・幅共に広くなった。軽く引くだけで女性でも簡単に床下を下げることができるデッキボードは軽量で扱いやすく取り外しも可能だ(SとG・2WD車に標準装備)。
後席はフロントシートバックの薄型化により足元のゆとりを確保したほか、シートサイズを大きく、厚みのあるクッションを採用したことで座り心地を向上。またピラーのスリム化やドアミラーをドアパネル付きに変更、フロントワイパーにシングルワイパーを採用するなど前方視界も向上させた。オプションで大型パノラマルーフも設定可能だ。
1.5リッターエンジンは、擬似的に7段のギアが切られたアクティブCVTとの組み合わせで、2WD車は109ps/138Nm、4WD車は103ps/132Nmを発生。2WD車のみとなる1.3リッターエンジンは、連続可変バルブタイミング機構+CVTを採用し、95ps/121Nmを発生する。排気量にかかわらず、2WD車は10・15モード燃費が20.0km/L、4WD車は18.4km/Lとなる。
グレードは、ベースの「G」、「X」のほか、専用のフロントバンパーやグリル、カラフルなインテリアカラーなどを設定してお洒落な雰囲気を演出したという「レピス」(写真:33~39)と、サイドマッドガードやマフラーカッターなど専用装備し、内外装でスポーティ感を強調した「S」(写真:40~47)をラインナップ。「S」の足回りには、コイルスプリングやショックアブソーバー、スタビライザーなどを専用チューニングした“ユーロサスペンション”を採用し、欧州仕様の味付けがなされた。さらにパドルシフトや4輪ディスクブレーキも装備する。
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