ホンダ オデッセイはなぜ復活できた? 今Lクラスミニバンが注目される理由
掲載 更新 carview! 54
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2023年12月8日、ホンダの伝統的なミニバンである「オデッセイ」が発売されました。

<写真:オデッセイ>
といっても、ご存じのようにフルモデルチェンジではありません。
ハードウェア的には、2013年に登場した5代目オデッセイがマイナーチェンジを果たしたという内容です。
ここでホンダやミニバンなどの国内販売ラインナップに詳しい人なら「あれ?」と思うかもしれません。
オデッセイは2022年9月の段階で、販売終了していたはずだからです。その背景には、ホンダの国内生産拠点のリストラがあります。
オデッセイの生産を担っていた狭山工場廃止に伴い、同モデルは消滅していたのです。
しかし、オデッセイは復活しました。前述の通り、国内での生産ができない状況ですので、帰ってきたオデッセイは海外生産となっています。
具体的には、それまでも同じ車体のオデッセイを作っていた中国の生産拠点で日本仕様を新たに生産しています。
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それにしても、いったん日本市場からディスコン(販売終了)になっていたオデッセイが復活した背景には何があるのでしょうか。
ひと言でいえば「ユーザーからの要望が強かった」ということになります。
ホンダはオデッセイの穴を埋めるべく、ステップワゴンに上級志向グレードを用意していましたが、オデッセイを求めるユーザーマインドは「高級なMクラスミニバンではなくLクラスミニバンが欲しい!」というものだったのでしょう。
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<写真:ステップワゴン>
日本の自動車メディアなどではミニバンのクラスをボディサイズによって分類するという慣習があります。
もっとも大きなボディの「LLクラス」は、トヨタ アルファード/ヴェルファイアが独占しています。

<写真:アルファード>

<写真:ヴェルファイア>
「Mクラス」と呼ばれるのはファミリーユースの定番となっているサイズのミニバンで、具体的にはトヨタ「ノア/ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」、日産「セレナが」、そのクラスに属しています。

<写真:ノア>

<写真:ヴォクシー>

<写真:セレナ>
なぜアルファード/ヴェルファイアが「LL」に分類されるのかといえば、もともと10年ぐらい前までは「Lクラスミニバン」というカテゴリーが隆盛で、その代表格がホンダ・オデッセイだったのです。
Lクラスを求める層にとっては、ひとつ下のクラスであるステップワゴンの高級仕様では代わりにならないのでしょう。
そうしたユーザーニーズを満たすことが、オデッセイを中国から輸入してでも復活させるというモチベーションになったことは容易に想像できます。
けっして大きな市場ではないかもしれませんが、日本にはLクラスミニバンを求める層が確実にいるというわけです。
こうなると、Lクラスミニバンとして親しまれたものの、現在はラインナップから消えているモデルにも復活の芽があるのかもしれません。
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その代表と言えそうなのが「トヨタ エスティマ」です。オデッセイと同じく1990年代から、日本のカーライフにミニバンカテゴリーを根付かせてきたエスティマは、まだまだ多くのニーズがあることでしょう。

<写真:2020年3月販売終了のエスティマ>
初代エスティマのキャッチコピー「天才タマゴ」は、古くからの自動車好きの間では伝説的なフレーズとなっていますが、エスティマのような先進テクノロジーとミニバン的パッケージの融合したモデルは、EV時代にふさわしいキャラクターかもしれません。
また、Mクラスでもなく、LLクラスにも属さない日本のミニバンとしては「三菱 デリカD:5」があります。SUVとミニバンのクロスオーバーとして唯一無二の存在であるデリカD:5 は、サイズ的にはLクラスと言えるでしょう。

<写真:デリカD:5>
そんなデリカは2023年秋に開催されたジャパンモビリティショーにおいて、その未来形を示唆するプラグインハイブリッドのコンセプトカーを展示していました。

<写真:MITSUBISHI D:X Concept>

<写真:MITSUBISHI D:X Concept>
オデッセイにつづき、エスティマが復活。デリカもフルモデルチェンジするようなことになれば日本のLクラスミニバン市場は、かつてのような賑わいと取り戻し、一大カテゴリーとして人気爆発となるかもしれません。
オデッセイ復活がその起爆剤になった…そう語られる未来はやってくるのでしょうか。
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<終わり>
<写真:トヨタ、日産、ホンダ、三菱>
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