ホンダvs日産が熾烈!BMWは“エコカー”拡充
掲載 更新 carview!
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10月単月で、前年同月比74.1%と落ち込んだ国内の乗用車市場。世界的な金融危機の引き金となったリーマンショックが勃発した08年10月と比べても、同月比79.9%とかなり厳しい状況だ。市場全体のパイが減少すれば、メーカーシェアの奪い合いはより激化するもの。そんなメーカー間バトルでは、王者トヨタに次ぐ2位争いを展開するホンダと日産から目が離せない。
昨年、貨物車を含めた全販売台数で2位になったホンダは、今年の1~10月累計が56万3923台。日産は昨年スズキにも抜かれ3位に終わったが、今年は56万9147台で2位につけている。ただ軽を含めた乗用車に限ると、その立場は逆転。ホンダ52万1307台、日産50万1022台とホンダがリードしているのだ。とはいえ、9月単月では6カ月ぶりにホンダを上回るなど、日産はニューモデル攻勢が効果を上げ、ホンダを猛追。10月はホンダが売れ行きNo.1モデル「フィット」をマイナーチェンジし、ハイブリッドを追加したことで、日産をリードしたが、日産は11月に主力ミニバン「セレナ」をモデルチェンジ。発売は29日からだが、事前予約が好調だったこともあり、ホンダとのバトルは予断を許さない状況だ。
ホンダのキモはフィットの売れ行きだろう。10月8日の発売後約2週間で、2万1000台の受注を集め、そのうちハイブリッドが71%を占める好スタート。10月単月では、ガソリン車6884台、ハイブリッド7150台となった。月間販売目標はフィット全体で1万4000台だが、ハイブリッド比率が高まると、生産が追いつくかどうかがポイントになりそうだ。またホンダは11月にフィットに次ぐ売れ行きの「フリード」をマイナーチェンジし、燃費を向上。さらに「ライフ」のマイナーチェンジも予定され、日産のニューモデル攻勢をしのぐ作戦。年末にどちらに軍配が上がるか、要注目だ。
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