スバルの新型スポーツ スペックが見えてきた!
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
ガラスのシースルーボディに覆われたエンジンやサスペンションはいったい何を伝えようとしているのか? スバルが公開した「ボクサー スポーツカー アーキテクチャ」は、クルマ好きの興味を様々な意味で刺激している。
スバルの新しいボクサーエンジンが、水平対向レイアウトやアルミ素材の多用などにより「軽量・コンパクト・低重心」というスポーツカーに適した特性を実現しているのはご想像の通り。水平対向レイアウトは向かい合うピストン同士が振動を打ち消し合うためバランサーシャフトも不要で、軽量化だけではなく、エンジンが吹け上がるフィールも良好になるという。また、直列やV型、W型エンジンに比べてエンジン高自体も低いため、エンジンフードやドライビングポジションを低くすることも可能になる。写真からも左右に対向するシリンダーがグッと低い位置にあるのが見て取れるはずだ。
この新しいボクサーエンジンを搭載する次世代シャシーに、スバルが伝統のAWDレイアウトではなく、FRレイアウトを選んだことにも注目してほしい。もともと低重心のボクサーエンジンだが、FRレイアウトを活かしてさらに低く、そして車体の中央寄りに搭載されることになる。重量物が車体の中心かつ低い位置にあることはスポーツカーの理想。この配置によって前後のオーバーハングも短縮されるため、ヨー慣性モーメントも軽減、操縦安定性とハンドリング性能はより高い次元へと引き上げられることになるのだ。なお、サスペンション形式はフロントがストラット式、リアはダブルウィッシュボーン式が採用されている。
「ボクサー スポーツカー アーキテクチャ」のディメンションは、全長4200mm×全幅1770mm×全高1270mm、ホイールベース2570mm。現行インプレッサと比較した場合、全長で215mm短く、全幅は30mm広く、ホイールベースも50mm短い。全高はスポーツカーとしては常識的なものだが、前後オーバーハングが詰められたショート&ワイドなボディがもたらす操縦性能には期待が高まる。また、兄弟車となるトヨタの「FT86II」との比較では、スバル版は全長が35mm短く、全幅が25mm狭くなっていることも興味深い。パワートレーンとパッケージの基本構成が決まっているだけでこの話題性。さらなる詳細が発表されるのは東京モーターショーになるのか? 注目はまだまだ続きそうだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!? 実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
【あなたはどっち?】クルマの購入は計画的に! 買うなら「ローン」か「一括」か問題を考える
クルマ好き男性にそっと教えてあげたい。同乗女性からの“格付け”をガタ落ちさせる「ヤバい仕草」4選
【すでに販売枠終了の噂】新型「GRカローラ」日本初公開。台数制限ナシでもまた買えないのか…?
【アルヴェルオーナー必見】「レグノ」の新作「タイプRV」は、後席の快適性爆上がり+運転も楽しめるタイヤだった
【高性能なだけではダメ?】新型GRカローラが先輩GRヤリスを超える“伝説の名車”に育つ鍵はナラティブ(物語)にあり
【今さら聞けない】車好きが得意げに語る「FF・FR」って何ソレ? 雪道で四駆が強い理由も解説
GRスープラ“最終仕様”日本初公開に「カッコいい」「生産終了が惜しい」の声…300台限定で今春投入
【本当はどうなの?】再々販「ランクル70」オーナー評価…燃費、盗難など「不便」は当り前。MT待望論も
【BEV戦略は撤回】ボルボの頂点「XC90」が末期でも大幅改良の背景。BEVより注目度も高そう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!