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インフィニティ、プロジェクト・ブラックS続報 GT-R並みのパワーウエイトレシオを実現

日産のプレミアムブランド、インフィニティは10月1日、コンセプトモデル「プロジェクト・ブラックS」の詳細なスペックを公表した。

インフィニティの最新コンセプトカー「プロジェクト・ブラックS」は、F1譲りのテクノロジーを採用したコンセプトモデル。これまでの情報で、3リッターV6ツインターボに3つのジェネレーターを組み合わせた“デュアルハイブリッドシステム”を搭載し、最高出力571psを発生することが明らかになっていたが、今回の発表ではさらに軽量化技術について公開された。

具体的には、プロジェクト・ブラックSは「Q60」をベースとしつつ、ボンネットやルーフなどのボディパネルをカーボン製とし、さらにリアシートを取り払ったことで、車重は1,775kgに抑えられているとのこと。1トンあたりの出力は322p(パワーウエイトレシオは3.11kg/ps)と、現行GT-Rに迫る驚異的な数値を実現している。

エンジンパワーは7速ATを介して後輪へと伝えられ、そこにジェネレーターからのアシストが加わることで、プロジェクト・ブラックSは0-100km/h加速タイム4秒未満を達成。また前後重量配分はQ60の58:42から理想的な50:50へと改善されており、ブレーキディスクも大径化されたカーボンセラミック製に変更されるなど、走りへのこだわりは細部まで徹底されている。

このプロジェクト・ブラックS、メーカーによればインフィニティにおける電動化の方向性を示しているとのことで、2021年にリリースされる同ブランド初となる電動モデルに、プロジェクト・ブラックSに採用された数々の技術が搭載されることが期待できそうだ。デビューまであと3年、インフィニティの動きから目が離せない。

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