新型シロッコに海外試乗 FFスポーツ新時代到来!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
ところで今回のシロッコ、見た目、走り、環境性能に関しては大満足でまさに「文句ナシ!」だが、それだけに気になるのが日本での価格だ。実はシロッコ、本国では2.0リッターのTSIの価格がゴルフGTIよりも100ユーロ安いし、122ps版の6速MTは2万1750ユーロとなる。もちろん単純に為替で計算すると、それでも約365万になってしまうが、この辺りは正直なんとかならないかと思う。
島下くんもブログで記したように、乱暴にいってしまえばアチラではおそらく1ユーロが日本の100円感覚だろうから、シロッコは安くて楽しめて環境性能もイイ! といった具合で、かなり大きな話題の1台なのである。
それを考えると欧州での話題沸騰人気爆発感が日本では感じられないのは、と危惧してしまう。実際に現在のVWの価格から想像するに160ps版で300万円前半、200ps版では300万円後半が想定できる。となると、あれ? 商品性がかなり高い1台なのに魅力が目減りするやも、と感じてしまうのだ。
その意味では是非122ps版の7速DSGモデルを作ってもらい、企業努力で200万円台後半のシロッコを…と僕は考える。これが実現すれば企業イメージアップはもちろん、最近囁かれるクルマ離れに一矢報いるのでは? VWジャパン様、是非ご検討ください。
見ても触れても走らせても満足できて環境性能にも優れるシロッコは、とても気持ちを軽くしてくれるまさに新世代スポーツの本命。そこには自動車の価値を変えてくれるだろう予感がある。だからこそ、是非ともライトな価格でユーザーの自動車に対する気持ちをさらに軽くしてほしい! と強く想うのだ。
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