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新型シロッコに海外試乗 FFスポーツ新時代到来!

アダプティブシャシーコントロール

次に動力性能に移ろう。車両重量が軽いため動力性能は当然ゴルフ以上ノと言いたいところだが、0-100km/h加速は160ps版が8秒、200ps版が7.1秒と、それぞれゴルフの同排気量に比べコンマ数秒下回る。この差は160ps版に関してはゴルフGT TSI(170ps+6速DSG)との比較のためだから純粋にパワーの差だろう。一方200ps版はGTIのエンジンと異なる新世代版で、最大トルク発生回転数も1700回転からとより広がっているのだが、おそらくDSGの仕様の違いによる差だと思われる。

というのも最初期GTIのDSGは今よりダイレクトなつながりだったし、ローンチコントロールモードが存在した(現在は消滅)。6.9秒はこれを使った数値と思えるからだ。

 とはいえその差はわずかコンマ数秒だから体感では差は皆無。一方最高速は160ps版が218km/h、200ps版が235km/hとゴルフを上回る性能を誇る。そして極めつけはこれほどの性能ながらCO2排出量はゴルフ以下で、160ps版が154g/km、200ps版が179g/kmと、動力性能からすれば極めて良好な数値を記録している。まさにスポーツなのにエコ、なのである。

ハンドリングは実に痛快! ゴルフより広がったトレッドや低い車高によってFFスポーツのお手本といえる高次元のものだ。電動パワステもさらに進化しており、ゴルフ以上にしっかりした操舵感と滑らかなフィールを伝え、スポーティさと上質さをやはり高いレベルで融合している。しかもゴルフよりスポーツ性が高いにも関わらず乗り心地がいいのも魅力。試乗車に全て18インチが与えられていたことがその証ともいえる。

今回のシロッコで走りの目玉といえるのがアダプティブシャシーコントロール“DCC”だ。ノーマル/スポーツ/コンフォートの3モードがシフトレバー前のボタンで選択可能で、減衰力を可変すると同時に電動パワステの特性も可変する。ノーマルでは常時作動で、アクセルやブレーキ、操舵に反応して時にスポーツ、時にコンフォートを行き来する。

一方スポーツでは減衰力がハードなセットとなると同時に電動パワステのアシスト量を抑えダイレクト感のあるダイナミックな走りを実現。コンフォートはその逆で減衰力がソフトになると同時に電動パワステのアシスト量が増して快適性を高い走りを生み出してくれる。実際に試乗車で試すと確かに違いは分かる機構だが、非装着車でも走りのフィーリングは悪くないため、絶対必要かと聞かれるとその限りではないと判断した。

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